【音声ニュース】中国で今月10日から婚姻届を全国で提出可能に 5月20日の予約殺到

人民網日本語版 2025年05月15日10:35

改正された「婚姻登記条例」が今月10日から施行された。婚姻届の提出にあたる「婚姻登記」はこれまで、原則として夫婦の一方の戸籍登録地などでしかできなかった。しかし、今回の改正により、届出場所の制限が撤廃され、全国各地で手続きできるようになったほか、婚姻届提出の際の戸籍簿の提示も不要となった。

婚姻届が「全国で提出可」となる政策の実施が正式に始まったことで、長期間にわたり戸籍登録地以外の場所で働いているカップルなどにとっては、とても便利になった。第7回全国国勢調査によると、中国の流動人口は3億7600万人。その内訳は、省を跨いだ流動人口が1億2500万人、省内の流動人口が2億5100万人となっている。

また、中国では5月に婚姻届の提出数がピークを迎え、特に5月20日は、「520」の中国語の発音が「愛している」という意味の「我愛你」に似ているため、多くのカップルが婚姻届を提出する。この5月20日を前に同政策の実施が始まったことは注目に値する。新政策実施後、多くの地域で婚姻届提出の予約が殺到しており、戸籍登録地以外の地域での婚姻届提出がちょっとしたピークを迎えている。

5月20日と5月21日は、婚姻届を提出するカップルが1年で最も多い日となる。各地の多くの婚姻届提出窓口は、すでに予約でいっぱいになっているという。

「人民網日本語版」2025年5月15日

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