出張シェフが人気の職業に 月収数万元も

人民網日本語版 2025年05月15日13:23

(画像著作権はCFP視覚中国所有のため転載禁止)

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四川省成都市の出張シェフ・許少武さんは微信(WeChat)のモーメンツに、「仕事が終わったけど、明日も予約でいっぱい」、「この時間にやっと仕事が終わった。3時間寝て、また仕事」としょっちゅう書き込んでいる。毎日大忙しの彼にとって、予約でいっぱいというのは日常茶飯事のことだ。

出張シェフが近年、各ソーシャルメディアプラットフォームで旋風を巻き起こしており、ネット上で高い人気を誇る職業となっている。そして、料理が得意という人が自分も出張シェフになりたいと次々とチャレンジしている。元々ホテルのレストランでシェフをしていた許さんも、出張シェフに転向した。

許さんは12日の取材に対して、「数年前と比べると、変化がとても大きい。現在、業界内は競争が熾烈なため、自分の腕を磨いたり、サービスの質を高めたりしなければならない。ここ数年、以前と比べると、収入も何倍にも増え、毎月、安定して数万元(1元は約20.3円)稼ぐことができている」とする。

そして、「通常、客は前日までに予約をする。祝祭日の場合は3-4日前には予約が必要。仕事はとても順調で、毎日、安定して注文が入っている。客は常連がメインで、メニューは、フュージョン料理や広東料理、四川料理がメイン。シェフになるためには、豊富な経験と、相応の資格が必要」という。

許さんによると、サービスには主に、客が必要な食材を準備するパターンと、シェフが食材を準備し調理するパターンの2種類ある。料金は、客が食材を準備する場合、8-10人分で680-880元、シェフが食材を準備し調理する場合、中国料理が1人200元から、西洋料理が1人400元からとなっている。ただ現在の料金は競争が熾烈なため、以前よりもややリーズナブルになっているという。

出張シェフになって5年になるという許さんは、ここ数年、業界は激変しており、「競争がより熾烈になっている。2年前、出張シェフはまだ新興業界で、従事者も少なかった。でも、今は出張シェフになって、客の家で料理を作るというのはさほど珍しくなくなってきている。ホテルやレストランのシェフを辞めて、調理の腕を武器に、出張シェフになる人が増えている。5つ星級のホテルを辞めて、出張シェフになる人がどんどん増えている」とした。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年5月15日

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