江蘇省東海県のネイルチップの輸出が好調 少数言語話せるパーソナリティーを募集中
江蘇省東海県は中国最大のハンドメイドネイルチップの生産拠点の一つで、今年に入り、トレーニングを受けた少数言語を話すことができるライブ配信パーソナリティーが、世界の新興市場をどんどん開拓している。今年1—4月期、東海県のネイルチップの売上高は前年同期比91%増の約50億元(1元は約20.0円)に達し、うち輸出額が40%を占めた。人民日報が伝えた。
5月18日、「蘇新消費·サマーナイトライフ」・第6回連雲港オンラインショッピングシーズンイベントで、ある会社のライブ配信が人気を集めていた。
東海県ネイルチップ展示・販売体験センター。
この会社の陳智総経理は、「当社にはライブ配信パーソナリティー約100人が所属しているが、スペイン語やポルトガル語を含む少数言語を話すことができるパーソナリティーが不足しているので、常時募集中だ。新興市場の売れ行きを見て、自信を高めている。世界にはもっと大きな市場がまだある」と意気込んでいる。
ライブ配信で、流暢なタイ語を使い、商品についてしっかりとした説明を行って、割引価格を提示する王曾曾さんは5月1日からパーソナリティーとして仕事を始め、あっという間にコツを掴み、主に英国やタイのクライアントを対象に、1日約5時間ライブ配信を行っているという。
ネイルチップ(写真提供・江蘇東海水晶産業発展集団有限公司)。
2024年、東海県で生産されたネイルチップ約8000万セットが35ヶ国・地域に輸出された。同県は近年、関連政策を打ち出し、トレーニングクラスを100回以上開設し、人材が活躍の場を得ることができるよう、後ろ盾となっている。
江蘇東海水晶産業発展集団有限公司・党委員会の委員である張傑さんは、「当社はトータル産業チェーンをベースにしたネイルチップ人材育成を推し進めており、高等教育機関と協力して、デザイン系の人材を採用し、革新的な商品の開発に踏み込んで取り組んでいる。新興市場を開拓するためには、海外の人の心を掴むことができる商品が絶対に必要。例えば、中国伝統の『青花瓷』などをテーマにしたネイルチップは海外市場で人気を集めている」とした。 (編集KN)
「人民網日本語版」2025年5月23日
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