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中国の女性ライブ配信パーソナリティーの仕事と日常に迫る

人民網日本語版 2017年07月21日09:55

ネットユーザーの間で「大型バイクの女神」と呼ばれているライブ配信パーソナリティーである楚戈さん(撮影・呂明)。

モバイルインターネット時代においてスマートフォンと4G通信を使った「ライブ配信パーソナリティー」という新しい職業が誕生した。4億人ちかくのネットユーザーと数百億元規模のマーケットがこの業界を一気にヒートアップさせた。ライブ配信パーソナリティーである楚戈さんは、2013年に大型バイクと出会い、2015年前半からネットのライブ配信を始め、ネットユーザーの間で「大型バイクの女神」と呼ばれている。中国新聞網が伝えた。

典型的な中国南方地方の体格の楚戈さんは、小柄で、一見大型バイクに乗る姿は想像もつかない。そのギャップの大きさもあるいは多くのバイク愛好家の中でひときわ目立ち、彼女をネット有名人にしたのかもしれない。この日は福建省泉州市のある美容室へ髪型を整えに訪れた楚戈さん。髪型には非常にこだわりがあるということで、「毎日髪を洗うのは頭皮に悪いので、2日に1度ヘアセットをしている」のだそうだ。

楚戈さんがライブ配信するのは、ただ歌を歌ったり、おしゃべりをするのではなく、彼女の生活の一部、つまりバイクとメイクに関する内容を主に視聴者にシェアしている。現在、楚戈さんの人気は高く、実況中継の招待をしばしばうけるのだという。

約1時間かけてヘアセットを完了した楚戈さんはテディーベアの「オスカー」とともに晋江市へと向かった。楚戈さんは、「ライブ配信を始めたばかりの時は何をすればいいかわからなかったが、徐々に自分の立ち位置が明確になった。継続することが最も大事」と話す。

ライブ配信パーソナリティーだと言うことを除けば、彼女も普通の「90後(1990年代生まれ)」の女性。家の中でペットと遊んだり、読書をする以外には、外出してショッピングし、新しい「ネタ」を探すのだという。

楚戈さんは、「大型バイクに乗っていることについて、カッコつけや自慢と思う人もいるだろうが、実際は、バイクに乗って外の世界を自由気ままに走り回るのが、私にとってのストレス解消法と言うだけで、決して自慢ではなく、むしろ自分の生活に対する一種の態度。バイクに乗って走るときに感じる疾走感とエンジン音は、私を後押しするようにスパートをかけてくれる」と語る。

ネットユーザーにバイクを紹介する楚戈さん。楚戈さんはそれぞれのバイクのモデルや性能について理解しており、その面白い語りと表情が視聴者の注目を集め、次第に彼女のライブ配信の視聴者が増え、視聴者の中には多くのファンも含まれるのだという。

ライブ配信を終えると楚戈さんはカフェで先ほどのライブ配信をチェックする。午後と夜にライブ配信をするため、毎回ライブ配信を終えると、カフェや家の中で自分のライブ配信をチェックして、配信した際のミスなどを反省するのだという。(編集TK)

「人民網日本語版」2017年7月21日

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