中国1-3月のベアリング輸出量が前年比8.7%増 高級化へ大きく前進
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中国ベアリング協会がまとめたデータによると、2024年に中国のベアリング産業の売上高は前年比6.2%増の2315億元(1元は約20.0円)に達し、過去最高を更新した。生産量は同17.3%増の337億セットに上った。
主要企業160社の統計によると、今年1四半期(1-3月)のベアリング産業の工業生産額は同11.14%増の累計253億9700万元を達成し、工業付加価値額は同10.97%増の76億3100万元だった。
小さいものでは精密な超小型機械から、大きいものでは巨大な重機まで、ベアリングはあらゆるところに存在している。中国製ベアリングは近年、中低級品や同質化競争から脱却して、高級化へ大きく前進している。
国機精工集団股份有限公司が開発した3点接触型ボールベアリングは、ロケットの「動力の心臓部」を支える重要部品で、安定した打ち上げを力強く支える役目を担う。
同公司が宇宙船の駆動システム向けに高精度・低騒音の自己潤滑ベアリングと関連部品をカスタム製造し、各種の重要な回転機構の安定的な運転を保証している。
ここ数年、中国のベアリング企業は「神舟」シリーズの宇宙船、「長征」シリーズのロケットなどに、優れた品質で信頼性の高い製品を提供してきた。
秧歌(ヤンコ)踊りやストリートダンスを踊ったり、マラソンをしたり、ネジを締めたりといった動作をロボットが滑らかに行うにはベアリングのサポートが必要で、回転を誘導し、摩擦を軽減することで実現している。
1-3月期の中国のベアリング輸出は安定した成長傾向を維持し、累計輸出量は同8.7%増の20万5182トンに達した。そのうち3月の輸出量は同25.3%増の6万8366トンだった。(編集KS)
「人民網日本語版」2025年5月23日
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