2025年世界卓球選手権ドーハ大会が閉幕 中国勢は4種目で優勝
今月17日から9日間の日程でカタールのドーハで開催されていた2025年世界卓球選手権ドーハ大会が25日、閉幕した。中国勢は男子シングルス、女子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルスで金メダル4個、銀メダル1個、銅メダル2個を獲得した。
表彰台で記念写真を撮影する女子シングルスで優勝した中国の孫穎莎選手(撮影・王東震)。
最終日の25日、中国勢は3種目で金メダルを獲得した。女子シングルスでは、孫穎莎選手が4対3で同じく中国の王曼昱選手を破り、2023年世界卓球選手権ダーバン大会以来、2年ぶりに同種目を制し、王選手は銀メダルを獲得した。これで、世界卓球選手権の女子シングルスは中国の16連覇となった。
優勝を決め、その場に倒れ込んだ孫穎莎選手(写真右、撮影・賀長山)。
孫選手は試合後のインタビューで、「私と王選手はとても良いライバルで、いい意味で競争できている。今大会に向けて、難しい場面に備える準備をしっかりすることができた。試合中は、何度か逆転されることもあったが、何とか乗り切ることができた。今日の試合に、敗者はいない。私も王選手も勝者だ」と語った。
互いに健闘をたたえ合う中国の王楚欽選手(写真右)とブラジルのウーゴ・カルデラノ選手(撮影・賀長山)。
男子シングルス決勝では、中国の王楚欽選手が4対1で、ブラジルのウーゴ・カルデラノ選手を破り、世界選手権の同種目で初優勝を決めた。ウーゴ選手は銀メダルを獲得した。これで、世界選手権の男子シングルスは中国の11連覇となった。ウーゴ選手は、ブラジルの選手としては世界選手権で最高の記録を収めた。
試合中にガッツポーズする王曼昱選手(写真右)と蒯曼選手(撮影・王東震)。
女子ダブルス決勝では、中国の王曼昱/蒯曼ペアが3対0のストレートで、ポルカノバ(オーストリア)/スッチ(ルーマニア)の国際ペアを破り、優勝を果たした。これで、世界選手権の女子ダブルスは、中国の19連覇となった。
混合ダブルスで3回目の優勝を決めて喜ぶ王楚欽/孫穎莎(写真左)ペア(5月24日撮影・劉続)。
24日の試合で、昨年のパリ五輪の金メダリスト・王楚欽/孫穎莎ペアが、3対1で、日本の吉村真晴/大藤沙月ペアを破り、2021年、2023年に続いて、3度目の世界選手権の同種目制覇を決めた。また中国の梁靖崑選手と陳幸同選手は、それぞれ男子シングルスと女子シングルスの準決勝で敗れて銅メダルを獲得した。
今大会で、中国の林高遠/林詩棟ペアは1対3で中国台北の高承睿/林昀儒ペアに敗れて、ベスト8止まりとなった。世界選手権の男子ダブルスで、中国がメダルを逃したのは1975年以来50年ぶりのこととなる。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年5月26日
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