西北工業大学に「運-20」がやって来た!航空分野の活きた教材に
人民網日本語版 2025年06月18日10:04
陝西省にある西北工業大学長安キャンパスに6月15日、中国空軍の大型輸送機「運-20」のプロトタイプがお目見えした。約6ヶ月にわたる解体・輸送・組み立てを経て、航空分野の教育と科学研究を行う同大に移され、設置された。同大の学生たちは同機を取り囲み、大いに沸き立っていた。人民網が伝えた。
西北工業大学長安キャンパスに到着した大型輸送機「運-20」のプロトタイプ(6月15日、写真提供・西北工業大学)。
コードネーム「鯤鵬」の「運-20」は、中国が独自開発した初の大型多目的戦略輸送機で、巨大な機体と複雑な構造を備えた中国航空工業界の「スター機種」であり、今回の「引っ越し」は容易なことではなかった。
科学研究チームが前もって作成した「引っ越しプラン」によると、地上に固定する装置だけでも、大風対策の特殊な設計が必要で、現地での耐風試験を実施しなければ安心して「引っ越す」ことができないほどだった。
西北工業大学長安キャンパスに到着した大型輸送機「運-20」のプロトタイプ(6月15日、写真提供・西北工業大学)。
「運-20」は2013年の初飛行以来、高原の上空を飛び、遠い海に出かけ、砂漠を横断するなどして、大空を飛び回り、美しい航跡を描いてきた。今ではプロトタイプがキャンパスに静かに降り立ち、「動く航空分野の教科書」となっている。
関連イベントが行われた当日、「運-20」のチーフデザイナーで中国工程院院士の唐長紅氏も出席し、「この飛行機を作った当時、私たちは中国人にも大型飛行機が作れることを証明しようと思ってがんばってきた」とした上で、学生たちに「次の鯤鵬はみなさんの肩に掛かっている」と呼びかけた。(編集KS)
「人民網日本語版」2025年6月18日
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