李強総理がAIIB理事会年次総会の開幕式でスピーチ

人民網日本語版 2025年06月27日14:17

李強総理は26日午前、北京市で開催されたアジアインフラ投資銀行(AIIB)第10回理事会年次総会の開幕式に出席し、スピーチを行った。新華社が伝えた。

6月26日午前、北京でアジアインフラ投資銀行第10回理事会年次総会の開幕式に出席し、スピーチを行う李強総理(撮影・劉彬)

6月26日午前、北京でアジアインフラ投資銀行第10回理事会年次総会の開幕式に出席し、スピーチを行う李強総理(撮影・劉彬)

李総理は「習近平国家主席はAIIBの設立当初、AIIBを専門的で効率的かつ清廉な新しいタイプの多国間開発銀行として構築する方針を打ち出した。この10年、全ての加盟国の支持と努力のもと、AIIBは初心を堅持し、革新と進取に励み、加盟国は57ヶ国から110ヶ国へと拡大し、事業は絶えず発展・拡大し、専門的かつ実務的という良好なイメージを確立した。各加盟国の共同発展に新たな原動力を注入し、グローバル金融ガバナンスの新たなモデルを広げ、多国間協力の新たな模範となってきた」と指摘。

AIIBの今後の発展に望むこととして、(1)世界経済の成長の苦境を前に、加盟国の発展能力の向上をより力強く支援する(2)経済・貿易構造の再編を前に、国際対話・交流・協力をより広範に強化する(3)グローバル・ガバナンスの課題を前に、新型多国間プラットフォームとしてのAIIBの機能をより良く発揮するーーの3点を挙げた。

李総理はまた「中国経済は今年、外部からの衝撃に直面しつつも、回復基調を維持している。将来においても、中国経済は世界経済にとって有望な成長の場であり続ける。中国の巨大市場は規模の拡大と質の向上を通じて引き続き多大な利益を生み出し、より多くの貿易と投資の機会を各国に提供していく。『中国製造(メイド・イン・チャイナ)』から『中国創造(クリエイテッド・イン・チャイナ)』への転換が加速し、ビジネス・エコシステムが急速に進化することで、全く新たな成長の余地が開かれていく。中国は揺るぎなく高水準の対外開放を堅持し、世界経済に深く融け込み続け、各国の発展に新たな機会をもたらしていく。中国は各国と手を携えて、AIIBが新たな輝かしい10年を切り開き、加盟国の持続可能な発展の促進と人類運命共同体の構築の推進に新たな、より大きな貢献を果たすことを支援していきたい」と述べた。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年6月27日

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