李強総理がシンガポールのローレンス・ウォン首相と会談

人民網日本語版 2025年06月24日15:38
李強総理がシンガポールのローレンス・ウォン首相と会談

李強総理は23日、中国を公式訪問したシンガポールのローレンス・ウォン首相と北京の人民大会堂で会談した。新華社が伝えた。

李総理は「中国とシンガポールは友好的な近隣国であり、重要なパートナーだ。近年、両国の経済・貿易協力は不断に深まり、強い活力と強靭性を示している。中国はシンガポールと引き続き二国間協力メカニズムを活用し、『一帯一路』(the Belt and Road)共同建設協力計画をしっかりと実行に移し、旗艦協力プロジェクトをさらに拡大・強化し、双方向の貿易・投資規模を拡大し、デジタル経済、グリーン経済、人工知能(AI)、スマートシティ、海洋エネルギーなどの分野で目玉となる協力をさらに多く作り出し、第三国市場協力を積極的に拡大していくことを望んでいる。両国は国交樹立35周年祝賀行事を成功させ、査証(ビザ)相互免除によるメリットを活用し、教育、文化、観光、メディアなどの分野で交流を強化し、両国の友好協力を支える民意の基礎を固め続ける必要がある。共に経済のグローバル化と自由貿易の受益者であり守護者である中国とシンガポールは、開かれた地域主義と真の多国間主義を堅持し、貿易と投資の自由化及び円滑化を積極的に推進し、グローバルな産業チェーン・サプライチェーンの安定性と円滑性を維持していく必要がある。中国はシンガポールを含むASEAN諸国と共に、中国ASEAN自由貿易協定3.0アップグレード議定書の予定通りの署名・実施を推し進め、地域的な包括的経済連携(RCEP)を高い質で実施し、地域経済統合を加速させることを望んでいる」とした。

ウォン首相は「シンガポールとしては、今年が両国の国交樹立35周年にあたることを契機に、中国と上層部交流及び各分野での協力を緊密化し、親善と相互信頼を深め、デジタル経済、グリーン経済、AI、バイオメディカルなど新興分野で協力の潜在力を掘り起こし、さらに第三国市場協力を拡大し、人的・文化的交流を緊密化することを望んでいる」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年6月24日

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