「七七事変」を銘記、歴史を鑑に未来を切り開く
1937年7月7日、日本の侵略軍が「七七事変(盧溝橋事件)」を引き起こし、盧溝橋に駐留していた中国軍が奮起してこれに抵抗したことで、全民族抗日戦争の幕が切って落とされた。「七七事変」から、すでに88年が経った。歴史は最良の教科書であり、最良の警鐘でもある。7月7日、中国は盧溝橋で「全民族抗日戦争勃発88周年記念式典」を開催すると同時に、「民族解放と世界平和のために――中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利80周年記念テーマ展」を開催した。中国人が歴史の銘記を強調するのは、憎しみを引きずるためではなく、歴史を鑑とし、烈士を追想し、平和を大切にし、未来への警鐘とするためである。中国新聞社が伝えた。
世界反ファシズム戦争勝利80周年という大きな視野から見ると、「七七事変」は東洋全体における主戦場の帰趨を左右した転換点であった。中国人民抗日戦争は当初から、人類文明を救い、世界平和を守るという重大な意義を有していた。特に「七七事変」以降、真に覚醒し、かつてないほどに団結した中国人民が全民族的な抗日戦争を開始したことは、重大な転換であり、偉大な力を呼び起こし、世界平和を目指す各国の人々の偉大な事業に多大な影響を与えた。第二次世界大戦中、中国戦線は最多時で日本陸軍の主力の9割以上を引きつけ、日本軍の死傷者の70%にあたる150万人以上を殲滅し、最終的に日本兵128万人が中国に投降した。
当時、中国は全民族抗日戦争を通じて、世界反ファシズム戦争の東洋における主戦場を切り開き、世界平和に多大な貢献を果たした。今日、中国は「平和的発展路線の堅持」を憲法に盛り込み、世界平和の維持を通じて自国を発展させ、また自国の発展を通じて世界平和を維持している。
歴史を鑑として未来を切り開く。百年間なかった大きな変化が加速し、国際情勢が混迷する中、中国は責任ある大国としての姿で、民族復興へと歩みを進めると同時に、人類文明の前途と行方に対するもう一つの答えを世界に提示している。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年7月7日
注目フォトニュース
関連記事
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn