鍾乳洞の「天窓」 広西・桂林

人民網日本語版 2025年07月16日15:35

金鐘山景勝地にある「天窓」。(撮影・雷琦竣)

金鐘山景勝地にある「天窓」。(撮影・雷琦竣)

広西壮(チワン)族自治区桂林市永福県羅錦鎮の金鐘山景勝地にある「天窓」は、桂林岩溶旅游景区の鍾乳洞内では唯一、底部から徒歩で中に入ることができるドリーネ(石灰岩が溶けてできた窪地)だ。この洞穴のような窪地は非常に大きく、ゴツゴツした険しい岩壁に囲まれ、閉鎖された空間になっている。底部は地下河川と繋がっており、洞穴内には水分が豊富にあるため、ほとんどの鐘乳石が風化しておらず、一部には今も大きくなり続けている鍾乳石もあり、観賞価値が極めて高い。人民網が伝えた。

圧巻の鐘乳石。(撮影・雷琦竣)

圧巻の鐘乳石。(撮影・雷琦竣)

変わった形の鐘乳石。(撮影・韋歓)

変わった形の鐘乳石。(撮影・韋歓)

鍾乳洞の底部を流れる地下河川。(撮影・張宏英)

鍾乳洞の底部を流れる地下河川。(撮影・張宏英)

雨が降ると、地表に降った雨水が洞穴の上部から勢いよく流れ落ち、滝のようになる。太陽の光が洞穴の上部から差し込むと、光の経路が見えるようになる「チンダル現象」が発生する。

「天窓」で発生したチンダル現象。(撮影・何寧)

「天窓」で発生したチンダル現象。(撮影・何寧)

記念写真を撮影する観光客。(撮影・韋歓)

記念写真を撮影する観光客。(撮影・韋歓)

地形が独特であるため、「天窓」の底部のマイナスイオンの濃度は正常値の50-80倍に達し、「天然の酸素バー」になる。観光客はそこで、大自然が作り出した奇観や美しい景色を楽しみながら、心と体を癒すことができる。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年7月16日

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