福建省の1千年以上の歴史を誇る村に新たな活力
福建省竜岩市長汀県三洲鎮にある三洲村は1千年以上の歴史を誇り、白い壁と黒い瓦が特徴的な「徽派建築」もあれば、客家(ハッカ)伝統の「客家建築」もある。村の中には古木が今でも青々と茂り、黒いレンガや瓦、軒反りが特徴的な屋根などが独特の雰囲気を作り出している。多くの人が歩いて磨き上げられた石畳の上を歩き、村の中を散策すると、生活の息吹と人情味あふれる雰囲気を肌で感じることができる。人民網が伝えた。
上空から見た三洲村。(撮影・李昌乾)
三洲村の一角。(撮影・李昌乾)
汀江が流れる三洲村には、宋の時代から汀州府の重要な交易用の港があり、唐、宋、元、明、清の時代の文化財・歴史的遺跡が60ヶ所以上あるため、「中国歴史文化名村」と「中国伝統村落」に指定されている。三洲鎮の住民は近年、歴史ある村の保護・開発に積極的に加わり、古い建物のリノベーションに協力している。
三洲鎮はここ5年の間に、歴史ある建物約20棟を染物体験館や竹細工文化体験館、写真撮影館、豆腐屋、客家薬膳店などにリノベーションし、新たな観光スポットになっている。
2024年10月から、三洲鎮の歴史ある村で文化観光をテーマとした運営がスタートした。今では、村民50人以上が自宅近くで仕事をすることができており、文化観光企業や付近の村民の収入は合わせて200万元(1元は約20.8円)以上増えた。三洲鎮の歴史ある村を訪問した観光客も累計で延べ15万人以上に達している。
三洲村の伝統的なレンガ積みの壁。(撮影・李唯一)
遊覧船、歴史ある民家、自然景観が織りなす美しい景色。(撮影・李昌乾)
黒いレンガや瓦、軒反りが特徴的な屋根が独特な雰囲気を醸し出す建物。(撮影・李昌乾)
1千年以上の歴史を誇る村を散策する観光客。(撮影・李昌乾)
村の一角で休む観光客。(撮影・李昌乾)
染物体験館で天日干しされている美しく染められた布。(撮影・李昌乾)
染物体験館で扎染(絞り染め)を体験する親子。(撮影・李唯一)
竹細工文化体験館に展示されている竹細工作品。(撮影・李唯一)
三洲村の一角。(撮影・李唯一)
「人民網日本語版」2025年7月17日
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