UAE企業が中国製「空飛ぶタクシー」を10億ドルで購入 単一契約として最大規模
人民網日本語版 2025年07月17日14:40
アラブ首長国連邦(UAE)の企業オートクラフトは16日、上海市で中国の電動垂直離着陸機(eVTOL)メーカーの上海時的科技有限公司と調達契約を締結し、10億ドル(1ドルは約148.4円)でE20型eVTOL350機を発注した。これはこれまでで中国最大規模の単一eVTOL購入意向契約であり、初回の納入分は中国民用航空局の耐空証明取得後に引き渡される予定だ。
eVTOLはヘリコプターのように垂直に離着陸できる空の交通手段で、滑走路を必要としないほか、二酸化炭素(CO2)排出量の削減、低騒音などの特徴も備える。今回の契約締結により、今後はこのような「空飛ぶタクシー」が中東地域や北アフリカ地域の低空域観光、空の移動など多様なシーンで商用化を実現する見込みだ。
E20は時的科技が独自開発したフラッグシップモデルで、翼幅12メートル、ティルトローター構造を採用し、設計航続距離200キロメートル、最高速度320km/hで、操縦士1人と乗客4人を乗せることができ、都市間や都市内部の観光、通勤、巡航などに利用できることが、現場の取材で分かった。(編集KS)
「人民網日本語版」2025年7月17日
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