中国EU首脳会談の開催について外交部が説明

人民網日本語版 2025年07月22日13:11

中国とEU双方の合意に基づき、コスタ欧州理事会議長(EU大統領)とフォンデアライエン欧州委員会委員長が24日、中国を訪問する。習近平国家主席はコスタ議長およびフォンデアライエン委員長と会談し、李強総理は両首脳と共に第25回中国—EU首脳会談の共同議長を務める。外交部(外務省)の郭嘉昆報道官が21日の定例記者会見で明らかにした。

今年は中国とEUの外交関係樹立50周年にあたり、国連創設80周年でもある。現在、世界は百年間なかった大きな変化が加速する中、国際情勢は混迷し、一国主義や覇権的行為が国際秩序と国際ルールに深刻な打撃を与え、人類社会は再び重要な岐路に立たされている。多極化を推進する二大勢力、グローバル化を支える二大市場、多様性を提唱する二大文明である中国とEUがこの時期に首脳会談を行うことには重要な意義があり、国際社会からも広く注目されている。

過去半世紀、中国と欧州の関係は幾度も困難を経験しながらも、絶えず成熟と安定へと歩みを進め、すでに世界で最も影響力のある二者間関係の1つになった。中国EU協力は実り豊かな成果を上げ、互いの発展と進歩を力強く支え合い、20億人近くに上る両地域の人々に確かな幸福をもたらし、世界の平和と発展の促進に重要な貢献を果たし、経済グローバル化の時代における互恵協力の模範となった。両者間の年間貿易額は24億ドル(1ドルは約147.5円)から7858億ドルへと増加し、相互投資残高はほぼゼロから2600億ドルへと増加し、人的往来は日増しに活発になり、気候変動対策などの分野において実りある協調と協力が行われている。

第25回中国EU首脳会談が近く開催される現在、中国とEUの関係は過去を受け継ぎ未来を切り拓く重要な時機にある。中国は、EUが中国と向き合って進み、中国EU関係を包括的・弁証法的・発展的な視点から捉え、過去50年の経験と示唆を深く総括し、時代の潮流と双方の人々及び国際社会の共通の期待に応え、共通認識を形成し、意見の相違を乗り越え、次の50年の協力を共に計画し、中国とEUの包括的な戦略的パートナーシップの素晴らしい未来を共に切り拓くことを望んでいる。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年7月22日

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