外交部「中国の高水準の対外開放は『現在進行形』で進展」

人民網日本語版 2025年07月17日13:34

外交部(外務省)の林剣報道官は16日の定例記者会見で、同日開幕した第3回中国国際サプライチェーン促進博覧会(CISCE)に関する質問に次のように答えた。

今夏、中国の高水準の対外開放は熱気に満ちた「現在進行形」で進んでいる。第3回CISCEが16日、北京で開幕した。今回のCISCEは見どころが多く、特色が際立っており、「新しさ」や「グリーン(環境配慮)」を特徴とする展示も多く見られる。国内外から651の企業・機関が出展し、外国企業の割合は35%にまで増加し、その半数を欧米企業が占めている。イノベーション関連の展示が数多く登場し、前回比10%増となる100件余りの初発表・初展示・初披露が行われる見通しだ。また、今回初めて「イノベーションチェーン」専用エリアが設けられ、研究室の「金のアイデア」が実用化されて産業発展の『金の鍵』となることを後押しする。全館でグリーン電力供給を初めて実現し、二酸化炭素排出量は1100トン以上削減される見込みだ。

CISCEは各国企業がリソース共有や技術連携を強化するための大規模な場であり、中国の高水準の対外開放の新たな名刺的存在でもある。最近発表された統計によれば、今年上半期の中国の物品貿易総額は21兆元(1元は約20.7円)を超え、同期として過去最高を記録し、一国主義や保護主義が強まる中でグローバル産業・サプライチェーンに生じた受動的分断や能動的デカップリングによるリスクを有力に回避している。

将来を展望すれば、グローバル産業・サプライチェーンの深い融合、各国企業の共生・共栄という流れは押しとどめようがない。中国は引き続き各方面と手を携え、グローバル産業・サプライチェーンの安定性と円滑性を維持し、開放型世界経済体制の構築を後押ししていくことを望んでいる。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年7月17日

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