【音声ニュース】伝統菓子なのに新しい!祝日の消費に活力もたらす七夕に食べる「巧果」

人民網日本語版 2025年08月29日09:28

山東省煙台市のあるカフェが販売し、人気を集めている「コーヒー+巧果」セット(8月20日撮影・王嬌妮)。

山東省煙台市のあるカフェが販売し、人気を集めている「コーヒー+巧果」セット(8月20日撮影・王嬌妮)。

「中国のバレンタインデー」とも呼ばれている 中国伝統の祝日・七夕節が今月29日に到来するのを前に、中国の人々は伝統菓子の「巧果」を作り、手先が器用になってほしいと願う。「巧果」は材料や形の改良、業界を超えたコラボなどを通じて、今やバラエティに富むようになっており、独特な中国式ロマンチックを演出している。

「巧果」は、山東省や江蘇省、浙江省などで、人気を集め続けてきた伝統菓子だ。山東省の煙台市、威海市、青島市一帯では古くから「巧果」作りが行われており、その制作工程においては、手彫りの型作りといった無形文化遺産の伝統工芸も含まれている。

伝統的な「巧果」は、小麦粉や砂糖、油が主な材料となるが、今では、斬新な材料や味、形が続々と登場し、消費者の間で人気となっている。

また以前は条件的に限りがあったこともあり、「巧果」の食感はやや硬かったが、今では牛乳や卵、野菜の搾り汁の量や発酵時間などの製法を改良することで、やわらかな食感の「巧果」を作ることができるようになっているという。そして七夕節前になると、商店だけでなく、オンラインプラットフォームを通じて、中国各地にも販売される。

さらに「コーヒー+巧果」という、業界を越えた組み合わせも、若者の間で新たな選択肢となっている。あるカフェは、巧果を砕いて、クリーム状のミルクの上にトッピングして「七夕限定コーヒー」として販売している。

伝統菓子からアイデアに富んだ菓子、手先が器用になることを祈るセレモニー感ある菓子、愛を伝える菓子といった「巧果」は今、中国の伝統的な風俗・習慣の代表格となっているだけでなく、原料供給から型作り、小売、文化観光体験といった産業を繋ぎ、祝日の経済消費活動として活力を引き出し、「七夕」の伝統的ムードと、「新消費」をうまくコラボレーションさせている。

「人民網日本語版」2025年8月29日

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