中伊政府間委員会第12回合同会合が開催
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中伊政府間委員会の第12回合同会合が8日、イタリアの首都ローマで開催された。会合には王毅中共中央政治局委員(外交部部長)とイタリアのタヤーニ副首相兼外務・国際協力大臣が出席し、双方の構成当局代表から報告を受け、総括発言を行った。新華社が伝えた。
王氏は「中国が欧州の国との間で設置した初の政府間協力メカニズムである中伊政府間委員会は、すでに21年にわたり、二国間関係の発展に重要な役割を果たし、両国各界から信頼と広範な支持を得てきた。現在、国際情勢は急速かつ深刻に変化しており、中伊協力は新たな状況と機会、課題に直面している。中国側は、イタリア側と共に中伊政府間委員会設置時の初心を堅持し、正しい道を守りながら革新を図り、協力メカニズムをより体系的で、より的を絞った、より成果に富む『バージョン2.0』へとアップグレードさせ、中伊関係の発展戦略とより良く歩調を合わせていくことを望んでいる」と述べ、以下の3点を挙げた。
(1)戦略的属性の強化とメカニズムのさらなる革新
二国間関係に関する両国首脳間の重要な共通認識と戦略的指針を常に堅持し、取り組み方法を革新し、3カ年行動計画の実施推進に拍車をかける。
(2)プラットフォーム構築の強化とメカニズムのさらなる活性化
アジェンダ・議題設定を強化し、交流・相互訪問を積極的に推し進め、両国の企業・機関のマッチングを支援し、潜在力を深く掘り起こし、双方の協力に新たな原動力を与える。
(3)地方間協力の促進とメカニズムのさらなる充実化
両国の貿易協力及び文化交流における主力軍としての地方の役割を発揮させ、地方企業のマッチングや人的往来の活力を引き出し続ける。
一方のタヤーニ副首相兼外務・国際協力大臣は、中伊関係の良好な発展と実り豊かな成果を肯定的に評価し、イタリア側として、中国側と連携して自由貿易を支え、グローバルなサプライチェーンの円滑さを維持し、国際係争の対話を通じた平和的解決に共に努力していく意向を表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年10月9日
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