エアバスの中国2本目の組立ラインが稼働開始 中国の魅力が顕在化

人民網日本語版 2025年10月24日10:51

ヨーロッパの航空機メーカー、エアバス社が中国に新設した2本目の「A320」シリーズ組み立てラインが22日、天津市で稼働開始した。 同社が世界中に展開する同機種の組立ラインはこれで10本に達し、中国の生産能力は世界の5分の1を占めることになる。

エアバスがアジア地域に展開した2本の組み立てラインはいずれも天津市にある。

エアバスの中国2本目の組み立てラインプロジェクトの敷地面積は約30万平方メートルに上り、組立工場、塗装格納庫、最終組立・作業グループ用格納庫など13棟の独立した建物が含まれる。製造する機種は「A319」、「A320」、「A321」で、すでに初号機の組立準備が進められている。

エアバスのギヨーム・フォーリィ最高経営責任者(CEO)は、「このたびエアバスの天津での産業施設拡張は、勢いよく発展する中国の航空市場、強靱で安定した中国のサプライチェーン、優れたビジネス環境に対する当社の信頼を示すものだ。この拡張は、2027年までにA320シリーズを月産75機に引き上げるという目標の達成を後押ししてくれるだろう」と話した。(編集KS)

「人民網日本語版」2025年10月24日

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