中国の出血性脳卒中の発症に若年化の傾向 報告書

人民網日本語版 2025年11月05日10:05

2025年脳科学・脳疾患学術年次総会及び2025年度国家神経疾患病医学センター学術会議が今月1日に北京市で開幕した。その中で発表された「中国神経系統疾患報告2024」によると、中国では出血性脳卒中の発症に若年化の傾向が見られるという。中国新聞網が伝えた。

同報告によると、脳血管疾患は目下、非常に重要な神経系統疾患の1つであり、中国では悪性腫瘍と心臓病に続き、3番目に多い死因となっている。そのうち脳卒中は中国の成人の死因と障害発生原因のトップとなっており、死者5人のうち少なくとも1人は脳卒中で亡くなっている。また中国の脳卒中による死者は世界の脳卒中による死者の約3分の1を占めている。中国の出血性脳卒中の発症には若年化の傾向が見られ、農村部の発症率は都市部よりも高くなっていた。

また同報告によれば、脳卒中は予防や治療が可能な疾病でもあり、85%を超える出血性脳卒中は危険因子をコントロールすることで早期の予防が可能となる。コントロールが可能な危険因子には高血圧や不健康な飲食、大気汚染、喫煙などがある。(編集KS)

「人民網日本語版」2025年11月5日

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