「月土壌ブロック」第1陣が宇宙実験を完了
人民網日本語版 2025年11月26日13:21
1年間の船外暴露実験を経て、月面建設研究に用いられる第1陣となる「月土壌ブロック」サンプルがこのほど、有人宇宙船「神舟21号」とともに地球に無事帰還。科学研究者が検査を行い、その状態が良好であることを確認した。中央テレビニュースアプリが伝えた。

この地球に帰還したナンバー「R5」のサンプルは、計34個の「月土壌ブロック」からなる。総重量は約100グラム。1年にわたる宇宙放射線や急激な気温差といった、過酷な環境の試練を乗り越えてきた。
この「月土壌ブロック」は、科学研究チームが実際の月土壌成分に基づき調製した模擬素材を用い、熱圧焼結・電磁誘導焼結・マイクロ波焼結という3つの成形技術を用いて作られたもので、圧縮強度は通常のブロックの3倍以上となっている。
「月土壌ブロック」は宇宙の旅において、主に力学性能、熱学性能、耐放射線性能という3つの重要性能が検証された。科学研究者は第1陣となる「月土壌ブロック」の宇宙実験期間中にも、地上において一連の実験を同時に行った。(編集YF)
「人民網日本語版」2025年11月26日
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