不良品だった「泣く馬のぬいぐるみ」が人気商品に 検索トレンド1位
中国のネット上で1月10日、「義烏の泣く馬が大人気」という話題が検索トレンドでトップに躍り出た。

メディアの報道によると、数日前、ネットユーザーが午年をモチーフにしたぬいぐるみをいくつか買った経緯を投稿してシェアし、「そのうち馬のぬいぐるみは口の部分の縫い目がさかさまになっていて、悲しそうな顔をしている。『笑う馬』のはずが『泣く馬』になってしまった」と発信した。
工場の通常の製造プロセスでは、こうした不良品ははじかれて処分されるが、この悲しそうな顔がネットにアップされると状況は一変した。「ギュッとしてあげたい」、「かわいそうでかわいい」といったコメントが相次ぎ、心温かなユーザーによって、本来なら不良品の山の中にいるはずだったこの馬がスポットライトを浴びることになった。
このぬいぐるみは浙江省義烏市で生産された。義烏国際商貿城に出店するメーカーの張さんは9日、「作業員がうっかりして、口のステッチを反対にしてしまった。不良品が人気商品に生まれ変わり、注文が多すぎて生産が追いつかない状況だ。生産ラインを10数本稼働させているが、どうにもならない。追いつかない」と話した。
このぬいぐるみは高さ約20センチメートル、価格は25元(約566円、1元は約22.6円)。販売店によると、人気が出たからといって、値段が上がるということはないという。
「湖北日報」の論評によれば、「泣く馬」の人気商品への転換は、意図しなかった行為が生み出した市場の奇跡のようなものだが、実はここには中国製造(メイド・イン・チャイナ)の確かな実力が秘められている。「泣く馬」は小さなエピソードから生産ライン十数本のフル稼働生産へと急速に広がりを見せた。ここで重要なポイントは、義烏のビジネスエコシステムに本能のように息づいている「市場に反応するメカニズム」にある。この小さなぬいぐるみは、「世界のスーパー」である義烏の市場に対する感度の高さ、柔軟性に富んだイノベーションの精神、計り知れない大きな生産力を改めて証明するものになった。(編集KS)
「人民網日本語版」2026年1月12日
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