江蘇省、2030年までに1兆元超のAI産業規模を目指す

人民網日本語版 2026年01月14日14:18

江蘇省人民政府は13日、南京市で記者会見を開き、このほど通達した「江蘇省『AI(人工知能)+』行動計画」(以下、行動計画)について解説した。行動計画では、2030年までに江蘇省のAI産業規模を1兆元(1元は約22.8円)以上とし、35年までに中国をリードする「AI+」イノベーション発信地、産業の新拠点、融合・適用の先導的エリアを建設し、スマート経済とスマート社会の発展という新たな段階に全面的に移行するとしている。中国新聞社が伝えた。

江蘇省発展・改革委員会の蔡剣峰副主任は、「中国政府が定める6つの重点分野における行動を全面的に実施した上で、今回の行動計画では『AI+』新興産業という重点分野を追加した。これにより、人型ロボット、低空経済(低空域飛行活動による経済形態)、スマート運転、バイオ医薬品、新エネルギーなどの戦略的新興産業および未来産業という新たな領域をいち早く確保することを目指す。また、AIネイティブで開放・協調型の『AI+』エコシステムの構築を強調している」と説明。

江蘇省では現在、「AI+」があらゆる産業をエンパワーメントしている。江蘇省初のAIエコシステム街区である中国(南京)ソフトウェアバレーの「AI・鏡界―南京AIエコシステム街区」には、すでに華為(ファーウェイ)や中興(ZTE)など381社のAI関連企業が集結し、華為AI産業イノベーションセンターなど17の公共支援・インフラプラットフォームが構築されている。25年11月には「AI時空・南京AI国際コミュニティ」が南京河西中央科創区に発足。その「1中核・3エリア」の1中核には阿里巴巴(アリババ)江蘇本部、小米(シャオミ)華東本部、京東集団南京研究開発センター、恒生電子江蘇本部といったIT大手が集結している。

江蘇省の複数の地域における「新年最初の会議」でも「AI+」をめぐる事業展開が相次いでいる。1月4日、省都の南京市はテクノロジーイノベーションと産業イノベーションの融合発展大会を開催し、国家AIイノベーション応用先導的エリアの「アップグレード版」を構築することを全国に先駆けて打ち出した。同日、重要な工業都市である蘇州市も「AI+製造」イノベーション発展大会を開催し、35年までに世界をリードする「スマート製造都市」を建設する計画を打ち出した。無錫市や常州市といった経済規模1兆元級の都市も、同様に「AI+」を軸とした戦略を策定している。

蔡副主任は、「今後、江蘇省は教育、雇用、健康、介護などの民生分野において、AI製品やサービスの普及を優先的に進め、スマート端末やスマートウェアラブルなどのAIとIoT(あらゆるモノがインターネットにつながる)の融合を推進していく」と述べた。(編集ES)

「人民網日本語版」2026年1月14日

注目フォトニュース

関連記事