中国全土で急速に発展するウィンタースポーツ
ミラノ・コルティナ冬季五輪は閉幕したものの、中国のウィンタースポーツは勢い良く発展し続けている。「中国氷雪ツーリズム発展報告(2026)」によると、2025年、中国の氷雪経済の規模はすでに1兆元(1元は約22.7円)の大台を超え、関連企業の数は前年同期比で11%増の1万4000社以上に達した。経済日報が伝えた。
スポーツ用品の消費データを見ると、氷上スポーツの消費は依然として黒竜江省や吉林省、遼寧省といった元々ウィンタースポーツが盛んだった省に集中している。同3省の氷上スポーツ用品の取引数を合わせると中国全体の50%以上を占めている。なかでも、黒竜江省が30.6%を占めてトップとなっており氷雪文化、フィールド・施設、消費習慣などにしっかりとした基礎が築かれていることを反映している。
新疆維吾爾(ウイグル)自治区烏魯木斉(ウルムチ)や阿勒泰(アルタイ)、吉林省の多くの地域が「雪休み」を導入しており、氷雪消費の雰囲気が高まっているほか、地域跨ぎの旅行も促進し、氷雪産業の消費を押し上げている。「雪休み」と関連政策の牽引の下、中国東北エリアや新疆の多くの都市の観光人気が急速に高まっており、「クールな資源」が「熱い原動力」となると同時に、観光業発展と成長の余地が拡大し、消費の高度化、産業の質の向上、従事者の増収といった新たなチャンスも生まれている。
「2024—2025中国スキー産業白書」によると、2024-25氷雪シーズンにおいて、中国全土のスキーヤーの数は延べ2605万人に達した。省別で見ると、浙江省、湖北省、広東省、四川省という南方エリアの4都市がスキーヤーが最も多い省トップ10に名を連ねている。屋内スキー場が爆発的に増加しており、2013-14氷雪シーズンの5ヶ所から、2023―24氷雪シーズンには59ヶ所まで急増。その多くが南方エリアの都市に分布している。
ウィンタースポーツ人口が増加の一途をたどる中、南方エリアの消費者の氷雪関連消費も、「体験型」消費から「リピート型スポーツ」へと変化している。ウィンタースポーツ用品の消費も急成長しており、浙江省や上海市、江蘇省などの氷上スポーツ用品の取引数の増加ペースは上位に立っている。なかでも浙江省は前年同期比で5倍増、上海市は3.2倍増となっている。
鉄道プラットフォーム・12306で列車のチケットを購入する際、一部の列車番号の横に「雪」いう表示があるのを発見した人も多いだろう。このたった1文字の漢字は、スキー板やスノーボードを持って乗車することができる列車という中国の鉄道の世界的にも先進的なサービスが提供されていることを示している。乗客はチケット購入後、専用コーナーで予約し、48-98元のサービス料金を払うと、駅の専用レーンからセキュリティチェックと検札を済ませ、スキー用具を列車の専用の置き場に置くことができる。
今後、氷雪関連の消費シーンがさらに充実するにつれて、氷雪産業は継続的に高度化し、インフラもますます整備され、ウィンタースポーツは、地域や季節を問わずに、全国民が楽しむことできる「ライフスタイル」となっていくだろう。(編集KN)
「人民網日本語版」2026年2月28日
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