月探査機「嫦娥7号」の新たなミッション 月面の水探査へ

人民網日本語版 2026年03月10日15:12

全国人民代表大会代表であり、中国航天科技集団第五研究院の研究員である孫沢洲氏は取材に対し、「中国の月探査プロジェクト第4期が着実に推進されており、2026年には探査機『嫦娥7号』を開発・打ち上げる予定だ。同機は初めて月の南極へと向かい、水氷が存在する証拠を探し求める」と述べた。新華社が伝えた。

孫氏によれば、嫦娥7号のミッションは、月の南極における月面環境や月土壌(レゴリス)中の水氷などを調査し、月の地形、組成、構造について高精度な探査と研究を行うことだ。

「第15次5カ年計画(2026-30年)」の要綱案では、「深宇宙探査」が109の重要プロジェクトの一つに挙げられている。そこでは「惑星探査プロジェクト第2期、地球近傍小行星防御プロジェクト、太陽系外縁部探査プロジェクトの論証と実施」や、「国際月科学研究ステーションの建設論証、月探査プロジェクトの実施」が打ち出されている。

孫氏は、「惑星探査の面では、将来的には火星探査機の『天問3号』と『天問4号』を打ち上げる計画だ。天問3号は火星からのサンプルリターンと環境探査を行い、天問4号は木星とその衛星の研究、および木星の空間と内部構造の探査を行う」と述べた。

2025年、中国の深宇宙探査は新たな重要な一歩を踏み出した。「天問2号」が、中国初となる小惑星探査およびサンプルリターンミッションを開始したのだ。孫氏は、「天問2号は、まず小惑星2016HO3を探査・サンプルリターンして地球へ帰還し、その後にメインベルト彗星311Pを探査する計画で、ミッション期間は10年近くに及ぶ」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2026年3月10日

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