「幸せ」がたくさん詰まっている都市・江蘇省無錫市とは?

江南エリアに位置する江蘇省無錫市の太湖には、春になると「幸せ」を感じることができる景色が広がる。
無錫市は、小さな河川が無数に流れ、美しい景観が広がり、川を活用して栄えている。太湖に隣接する桜の名所・黿頭渚では、春になると、3万本以上の桜の木が次々に花を咲かせ、そよ風が吹くと花吹雪が舞う絶景が広がる。春の霞が立つ3月の黿頭渚は、息を呑むほど美しい。

ロマンチックな景色が広がるのは黿頭渚だけではない。街中や公園など、あちらこちらで満開の桜を見ることができるというのが、無錫の人々の日常だ。
幸せを感じることができる無錫の景色は努力の賜物だ。2007年、太湖は深刻なアオコの発生に悩まされていた。そのため、無錫の人々は工場を閉鎖し、河川の汚泥を除去し、汚水を河川に流さないようにするといった取り組みを数十年にわたりストイックに続け、ついにきれいな水が流れる河川を蘇らせた。

無錫には、こうした「幸せな景色」が広がっているだけでなく、幸せを感じることができる料理や果物もたくさんある。甘辛く味付けした豚のスペアリブを食べれば、肉が口の中でほろほろと融け、皮の薄い小籠包の中には旨みたっぷりの具が詰まっており、陽山鎮産の水蜜桃は透き通るような白いジューシーな果肉で、甘みが口中に広がり、「幸せ」な気分にしてくれる。

唐代の「茶聖」と言われた陸羽は、各地の水を20等級でランク付けし、恵山の泉を「天下第二の泉」と評価し、茶を飲むなら、恵山の麓から沸く甘い水を是非飲むべきだとした。そして、無錫出身の民間音楽家・阿炳は、「二泉映月(天下第二の泉に月が映る)」というタイトルの代表曲を作った。新呉区梅村街道(エリア)は伝統楽器「二胡」の里でもあり、約10軒の工房が年間約5万個の二胡が制作している。無錫はユネスコに認定された中国初の「世界音楽都市」でもあり、毎年3万人以上の音楽愛好家が訪れる。

悠久の歴史を誇る無錫の運河・伯瀆河や清名橋街区は歴史の変遷を見守ってきた。現代では、郷や鎮の企業が主体となった「蘇南モデル」が中国全土で普及し、半世紀近く発展を支えた。そして無錫の常住人口は750万人以上に、域内総生産は1兆6800億元(1元は約23.2円)に達している。
無錫にはその風景や味覚、そして都市に「幸せ」がたくさん詰まっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2026年4月7日
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