
武漢白鰭豚館の長江スナメリ(写真提供・武漢白鰭豚保護基金会)。
丸々とした頭で愛らしい姿の「長江スナメリ」が、武漢の新たな「ネットでの人気者」になりつつある。かつては滅多に見ることができなかったこの「微笑みの天使」は、今や個体数の減少傾向が止まり、回復に転じただけでなく、デジタル技術の本格的な導入により、「いつでも会える」存在へと変わりつつある。
■ソナーとAIで長江スナメリに「デジタルID」
長江スナメリは長江の固有種であり、中国では最高レベルの保護対象である絶滅危惧種となっている。
武漢市農業農村局の一級調査研究員である潘俊輝氏によると、デジタル技術を活用して長江武漢区間全域をカバーする長江スナメリ保護システムが整いつつある。
潘氏は、「かつて、長江スナメリのモニタリングは主に目視や限られた水中録音に頼っており、データは断片的で遅れがちだった」とし、「将来的には、該当区間の全ての水面にソナー設備が配置される。一つのソナーで数キロメートルの水域をカバーでき、各個体の位置をリアルタイムで特定できる」としている。
長江スナメリは人間の指紋のように、各個体が固有の「声紋」を持つ。システムは各個体を自動で識別し、移動の軌跡、捕食、遊び、さらには求愛行動まで記録している。負傷や異常行動が確認された場合には、システムがリアルタイムでアラームを発し、迅速かつ的確な救護を可能にしている。
「人民網日本語版」2026年4月29日
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