長江の地下75メートル、新たな「長江第一トンネル」が川底の最深部に到達
中国鉄建股份有限公司への取材によると、中国が独自開発した最大掘削直径16.64メートルのシールドマシン「江海号」が今月3日、長江河口域の地下75メートルの地点において、単独掘進距離が5316メートルに到達した。これは新たな「長江第一トンネル」である海太(南通市海门区~太倉市)長江トンネルの掘削が川底の最深部に達したこととなった。新華社が伝えた。
中国鉄建十四局のプロジェクトチーフエンジニア・游少強氏は、「江海号は2025年4月に掘進を開始し、同年9月に長江水域での作業に正式に入った。プロジェクト建設チームは、重量5000トン超の『鋼鉄の巨竜』を操り、連続した下り勾配という高難度の掘削工程を経て、13カ月近くをかけて1日平均16メートルの速度で安定的に進み、地下75メートルの最深部に到達した」と説明。
游氏は、「これは現在国産の直径16.6メートル級超大型シールドマシンによる水中トンネル掘削としての最深記録であり、また国内の長江トンネルにおける最大直径・最深掘削の記録でもある。超大口径・超高水圧・超深度という条件下での水中シールド施工技術において重要な突破を達成したことを示している」と述べた。
長江の地下におけるトンネル掘削はどれほど難しいか。江海号は超長距離の単独掘進を行いながら、シルト質粘土や粉細砂が混在する複雑な地層を通過する必要がある。さらに、トンネルの最大埋設深度は75メートル、最大水圧は7.5バールにも達し、これは爪ほどの面積に約7.5キログラムの荷重がかかるのに相当する。このため、掘進姿勢の補正、同時注入される充填材の密実性や精度に対して極めて高い制御が求められ、施工難度は非常に高い。最深部の通過に成功した後、江海号は重要な姿勢転換を行い、「下り勾配への潜行」から「上り勾配への掘進」へと移行し、新たな段階に入る。
海太長江トンネルが完成すれば、江蘇省南通市と江蘇省南部、さらに上海との移動時間が大幅に短縮される見込みであり、長江デルタ一体化発展戦略の推進や長江幹線の越境交通ルート配置の最適化において重要な意義を持つ。(編集YF)
「人民網日本語版」2026年5月6日
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