西安の歴史ある城壁を最新のテクノロジーで体験!

人民網日本語版 2026年07月23日10:42

中国文化・観光部(省)が発表した「観光強国建設第15次五カ年計画(2026~30年)」の「観光都市と特色ある観光スポットのレイアウト」において陝西省西安市は「観光拠点都市」に、「インバウンド観光促進計画」において「インバウンド観光育成重点都市」に指定されている。人民網が伝えた。

永寧門を抜け城壁へ上がる観光客たち(撮影・孫挺)。

永寧門を抜け城壁へ上がる観光客たち(撮影・孫挺)。

西安市の最も代表的な文化ランドマークとして、悠久の歴史を誇る城壁を単なる「歴史の証」としてだけでなく、観光客が中国の文化を体験する最初の場所にするにはどうすべきか?その課題に向き合い、古都の城壁は今、「新テクノロジー」と「新たな体験シーン」でその答えを出そうとしている。

西安の城壁では今、歩行をアシストし、観光が楽になる外骨格アシストロボットが登場。観光客たちは、「ネット上で見て、ずっと使ってみたかった」や「装着すると、チョッキみたい、歩いてみると自分がロボットになったみたい」といった感想を話していた。西安城壁景勝地では、数十台の外骨格アシストロボットを導入し、観光客向けにレンタルしている。

外骨格アシストロボットを装着して城壁を観光する外国人観光客(画像提供・西安城壁管理委員会)。

外骨格アシストロボットを装着して城壁を観光する外国人観光客(画像提供・西安城壁管理委員会)。

景勝地のスタッフは、「この外骨格アシストロボットを装着すると、下半身の関節の負担を40%軽減できるほか、疲れにくく、13.74キロある城壁も楽に歩ける。このデバイスのバッテリー持続時間は最長4時間で、特に高齢の観光客や子供連れの観光客に人気となっている。また、多くの外国人観光客も、この近未来感満載のスマートウェアラブルデバイスを絶賛している」と説明する。

西安の城壁では今年、サイクリングをガイドしてくれるARグラスを導入した。観光客は、「このARグラスを装着すると、専属ガイドにガイドしてもらっている気分を味わえる」と話す。サイクリングの途中で建物を見かけると、AR(拡張現実)グラスにリアルタイムでその名前や解説が表示され、城壁の各ポイントの物語を知ることができるようになっている。

サイクリングする時に装着するARグラス(撮影・孫挺)。

サイクリングする時に装着するARグラス(撮影・孫挺)。

「テクノロジー+文化観光」を軸に、西安城壁管理委員会は今後も、新たな体験シーンや体験の導入を促進する計画だ。MR(複合現実)グラスは古代の攻防戦のシーンと現実の環境を融合してくれる。観光客がそれを装着すると、「城を守る戦士」になった気分を味わえ、リアルとバーチャルを融合したインタラクティブな体験を楽しむことができる。AR望遠鏡「一眼千年」は、ワンタップで様々な時代の城壁の形状や構造を再現することができ、リアルとバーチャルを融合して、昔と今の様子を楽しむことができる。城壁の周りの堀で乗ることができる自動スマート観光船には、LiDAR(ライダー)や各種センサーが搭載されており、自動操縦が実現し、自動で障害物を避け、精確に船着き場に停泊することができる。さらに、観光客は観光船に乗ると、水上で「七輪を囲んでお茶」という新たなレジャー体験を楽しむことができる。

堀を走る自動スマート観光船。観光客は水上から古城の様子を一望できる(画像提供・西安城壁管理委員会)。

堀を走る自動スマート観光船。観光客は水上から古城の様子を一望できる(画像提供・西安城壁管理委員会)。

「スマート観光船」と「ARグラスを装着してサイクリング」が導入されて以来、観光客の平均滞在時間は30%伸びたという。(編集KN)

「人民網日本語版」2026年7月23日

注目フォトニュース