「硬科技」企業が中国の主役に 長鑫科技が上場初日に時価総額トップ

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7月27日は中国の資本市場にとって歴史的な一日となった。国産DRAM(ダイナミックランダムアクセスメモリ)のトップ企業・長鑫科技(CXMT)が、上海証券取引所のハイテク企業向けの株式市場「科創板」に正式に上場。上場初日に株価が465.82%上昇し、時価総額は3兆2800億元(1元は約24.2円)を突破して、A株市場の時価総額ランキングのトップへと一気に駆け上がった。長鑫科技は、A株市場で初めて1日の売買代金が1000億元を突破した銘柄になっただけでなく、A株市場の35年の歴史の中で時価総額で首位に立った初の半導体「硬科技(ハードテック)」企業にもなった。長鑫科技が資本市場で「上場初日に時価総額トップ」という鮮烈なデビューを飾ったことは、外部に向けて明確かつ強いメッセージを発信した。それは、「硬科技」が中国で主役になりつつあるというメッセージだ。
メモリチップはデジタル時代の基盤である「産業の米」だ。長鑫科技はDRAMで独自の大規模量産を実現し、海外大手による長年の独占状態を打ち破った。今回の資本市場における鮮烈なデビューは、中国がハイエンド半導体製造の分野で突破口を開いたことの象徴的な縮図だ。これまで長い間、世界のDRAM市場はサムスン、SKハイニックス、マイクロンテクノロジーの3大巨頭に独占され、この3社で世界の市場シェアの約90%を占めていた。長鑫科技は世界でこの3社に続き、4番目にDRAMの完全な独自開発・独自生産能力を備えた企業になった。長鑫科技は10年をかけて「無」から「有」へ、DDR4からDDR5の量産へと飛躍した。それは、中国の半導体産業が無から有を生み出し、先行他社を追いかける存在から併走する存在へと変わっていくプロセスでもあった。
現在、A株の時価総額トップ10のうちハイテク銘柄がほぼ半数を占め、市場の資産評価の論理に根本的な転換が起ころうとしている。
こうした状況に喝采を送る一方で、冷静さを保つことも必要だ。メモリチップには強い周期性があり、現在の世界的な人工知能(AI)ブームによって押し上げられた価格と需要が今後も継続するかどうかについては、引き続き注目する必要がある。また、長鑫科技は最先端技術においては米国・韓国の大手企業と今なお2~3世代の技術格差があり、EUV露光装置などで引き続き外部からの制約にさらされている。長鑫科技にとって、時価総額ランキングでトップに立ったことにはマイルストーン的な意義があるが、同時にこれは今後さまざまなプレッシャーに耐えられるかという試練の始まりでもある。周期的な変動の中で研究開発投資をどのように維持するか、設備に制約がある中でアーキテクチャの革新を通じてどのように他社を追いかけ続けるか、確かな製品性能によって市場で確かな地位を築くにはどうしたらよいか――これらは今後、この「硬科技」企業が迎える真の試練になるだろう。
時価総額トップのタイトルは周期的な起伏と変動によって変化するかもしれないが、イノベーション駆動型モデルへの転換という中国経済の方向性はこれからも変わらない。(編集KS)
「人民網日本語版」2026年7月29日
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