写真でみる青蔵鉄道の「鉄の奇跡」の歩み
青蔵鉄道は、青海省西寧を起点とし、西蔵自治区拉薩(ラサ)を終点とする、世界で最も標高が高く、路線距離も最長の高原鉄道だ。
2026年7月1日、青蔵鉄道は全線開通から20周年を迎えた。人々が列車に乗って全長1956キロの「天路」を走り抜けるとき、この雪に覆われた高原を貫く奇跡の鉄道が、構想段階から全線開通に至るまで、半世紀の歳月を要したことに思いをはせる人は少ないかもしれない。

青蔵鉄道第1期工事の西寧―格爾木区間にある泉吉峡トンネル群。7つのトンネルからなり、橋とトンネルが連なる様子(1970年代に撮影・樊如鈞)。
1958年9月、青蔵鉄道の西寧―格爾木(ゴルムド)区間が着工した。その後、建設の遅延、一時中断、再開を経て、1984年5月1日に西寧―格爾木区間の運行が開始された。

砂に埋もれた線路を整備する鉄道作業員(資料写真、撮影・王精業)。
西寧―格爾木区間は、開通まで実に26年を要した。そして、さらに建設難度の高い格爾木―拉薩区間は、凍土という技術的難題を克服できず、いったん中断を余儀なくされた。第1世代の人々が前途への希望を残すと、第2世代の研究者たちが毅然としてそのバトンを受け継ぎ、凍土という難題に正面から挑み、最も困難な技術的課題を攻略した。

標高3700メートルの青蔵鉄道・青海湖北岸地域を走る列車(1979年に撮影・樊如鈞)。
2001年6月29日、度重なる論証を経て、青蔵鉄道の格爾木―拉薩区間が正式に着工した。無数の建設作業員が雪に覆われた高原へと赴き、困難を克服し、昼夜を問わず奮闘した。

2003年10月12日、羊八井1号トンネルから出てきた建設作業員たち。同日、羊八井1号トンネルが無事貫通。同トンネルは全長3345メートル、拉薩から90キロ離れた羊八井に位置し、標高4264メートル。青蔵鉄道で最も長いトンネルで、最後に貫通したトンネル(撮影・覚果)。
5年にわたる難関攻略を経て、全長1142キロの格爾木―拉薩区間のレール敷設が完了。2006年7月1日、全長1956キロに及ぶ西寧から拉薩まで全線が開通した。そして蔵族の人々が自発的に集まり、ハダを振りながら満面の笑みで鉄道の開通を祝った。

2005年3月30日、自宅近くの青蔵鉄道建設現場で遊ぶ蔵族の2人の子ども(撮影・覚果)。
全線において550キロの永久凍土地域と、標高4000メートル以上の「生命の禁区」960キロを通過する。各世代の建設作業員と研究者たちは自ら難関を攻略し、永久凍土、高寒・低酸素、脆弱な生態系という3つの世界的難題を克服した。

2005年10月12日、拉薩駅までのレール敷設完了を祝う作業員(撮影・覚果)。
人々は青蔵鉄道の比類なき奇跡にしばしば驚嘆するが、その奇跡の背後にある堅守と奮闘は見落としがちだ。荒野の現地調査から科学研究上の難関攻略、全線開通から長期的な効果的な管理にいたるまで、この「天路」の誕生と更新は、決して一人の功績でも、一世代の力によるものではなく、60年余りにわたる時代のマラソンなのだ。

2006年6月20日、拉薩河鉄道橋を通過する列車。背後に見えるのは布達拉(ポタラ)宮(撮影・索朗羅布)。
20年の間、幸福をもたらし続けてきたこの「天路」は、凍てついた雪の高原に活力を吹き込み、高原に起きた大きな変化を見届け、各世代の人々の夢を乗せて、より素晴らしい未来へと邁進してきた。

2006年6月28日、青蔵鉄道沿いに設置された防砂壁(撮影・姜恩宇)。

2006年7月1日、拉薩発の式典列車「蔵2」号が拉薩河特大橋を通過する様子(撮影・索朗羅布)。

2006年7月1日、格爾木発の列車「青1」号が、標高5072メートルにある世界の鉄道最高地点、唐古拉山口を通過する様子(撮影・格桑達瓦)。

2006年7月1日、青海省内の沱沱河大橋の橋頭で、格爾木発の列車「青1」号を歓迎する地元の人々(撮影・陳燮)。

2006年6月29日、西蔵史上初の鉄道乗車券を見せる乗客。同日、拉薩駅で乗車券の販売が開始し、西蔵史上で初めて鉄道乗車券が販売された(撮影・覚果)。

2006年10月6日、念青唐古拉山の麓を通過する上海発拉薩行きのT164号列車(撮影・陳飛)。

2009年10月24日、青蔵鉄道の沿線を移動するチベットノロバの群れ(撮影・侯徳強)。

2013年7月9日、崑崙雪山を通過する西蔵方面行きの貨物列車(撮影・侯徳強)。

2026年6月29日に撮影された拉薩駅の様子(撮影・旦増努布)。

2026年6月30日、青蔵鉄道当雄区間を走行する列車(撮影・旦増努布)。
「人民網日本語版」2026年8月21日
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