日産6トン、人工栽培の「見手青」が一般家庭の食卓へ

「見手青」はヤマドリタケ属のキノコの一種で、味が良く、肉質がしっかりしていることから消費者に人気がある。8月下旬に入り、雲南省で野生キノコが集中して出回る時期も次第に終わりを迎え、市場では高品質なヤマドリタケの供給が明らかに減少している。一方、雲南省富寧県では、長年にわたる技術開発を経て、「見手青」の大規模な人工栽培を実現し、現在では量産化を実現しており、天然物の出荷時期を避けて市場に出すことで、1日の生鮮キノコ生産量は6トンに達し、雲南の人々の食卓で「野生キノコの新たな人気者」となっている。中央テレビニュースが伝えた。

標高1300メートルに位置する現地の温暖で湿潤な気候と優れた生態環境を生かし、栽培拠点ではスマート設備によってキノコ栽培室内の温度、湿度、光照射などのパラメーターを精密に調整し、野生のヤマドリタケの生育環境を完全に再現することで、年間を通じた連続栽培を可能にしている。現在、生鮮キノコの卸売価格は1キログラム当たり50~70元(1元は約23.7円)で、乾燥キノコは等級によって分けられ、1トン当たり10万~30万元で取引されている。主に昆明、広州、深センなどの都市に出荷され、さらに航空輸送を利用して上海、福州などの消費市場へ直接届けられている。天然物とは異なる時期に出荷される新鮮なヤマドリタケは、店頭に並ぶとすぐに消費者から人気を集めている。
雲南省富寧県の「見手青」栽培拠点の技術者、何紹東氏は、「当拠点ではスマート設備を備えた栽培室で温度、光照射、湿度を調整し、ヤマドリタケ、すなわち『見手青』の生育に必要な条件を整えている。菌床をキノコ発生室に入れてから約7日で収穫でき、自然環境による制約から完全に脱却し、消費者が一年を通して雲南省産の新鮮な『見手青』を食べられるようになった。現在、ヤマドリタケの1日当たりの生産量は約6トンで、年間生産額は約7000万元に達している」と説明。

何氏によると、栽培過程では標準化された無毒化処理を採用しており、野生の「見手青」が本来持つ新鮮な香りを完全に残す一方、キノコの食用時の安全性も高めている。ただし、人工栽培されたヤマドリタケは標準化された無毒化処理を経ているものの、食べる前には十分に高温で加熱調理する必要があり、高温で15分以上加熱し続けることが推奨されている。強火で炒める、蒸しご飯にする、鶏肉やアヒル肉と一緒に煮込んでスープにするなどの調理法を選ぶことができる。食後にめまい、視覚のぼやけ、幻覚などの不調が現れた場合は、健康上のリスクを避けるため、直ちに病院を受診する必要がある。(編集YF)
「人民網日本語版」2026年8月25日
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