「シティボート」が人気急上昇 水辺から都市を再発見

人民網日本語版 2026年09月03日16:01

北京市で働く谷さんは、「去年から、夏になるとスタンドアップパドルボード(SUP)を楽しんでいる。去年の夏に初めてSUPに触れる機会があり、今ではこのアウトドアスポーツが日常的な趣味になった」と話した。

(画像著作権はCFP視覚中国所有のため転載禁止)

(画像著作権はCFP視覚中国所有のため転載禁止)

今、街を歩いたり人気のスポットに出かけたりするのでは飽き足らず、都市を流れる川や湖・池などで遊覧船やSUP、カヤック、カヌーなどに乗り、水上でこれまでにない角度から都市を眺めることを選ぶ人が増えている。こうした「シティボート」は、今や都市の新しい楽しみ方となっている。

北京市を流れる亮馬河の船着き場を取材すると、岸辺にはカヤック、カヌー、SUPのレンタルスポットが数多く並び、レンタル料は1時間60~200元(1元は約23.6円)だった。ある利用客は、「周囲の環境はいいし、レストランもたくさんある。近くのレストランで軽食や飲み物を買ってきたところ。これからカヌーに乗って友だちと夜風に吹かれる」と話していた。川を眺めると、デリバリーの料理を楽しむ人やギターを弾きながら歌を歌う人もいて雰囲気満点だった。

(画像著作権はCFP視覚中国所有のため転載禁止)

(画像著作権はCFP視覚中国所有のため転載禁止)

水上レジャー・スポーツの盛り上がりは、周辺の消費を押し上げている。データによれば、亮馬河では川沿いエリアの再整備が都市のリニューアルにつながり、2019年に環境が整備されて以降、周辺の商業エリアは商業アクティブ度の上昇幅が32%を超え、売上高の増加率も40%を超えた。

水上を移動することで、利用客は新しい角度から都市を眺められるようになった。水上バス利用客の葉さんは、「従来の観光船に比べて、水上バスはルートがより広いエリアをカバーしている。料金もずっと庶民的で、たった3元で杭州の街をじっくりと楽しみ、没入型でこの街のライフスタイルを体験することができる」と話した。

中国伝媒大学文化産業管理学院の蒋多准教授は、「目下、大衆的レジャーは手軽な没入型の『ちょっとしたバカンス』に変わろうとしている。都市を船で楽しむシティボートは、都市の公共河川や水辺の緑道をよりどころに、スポーツやキャンプなど多様なシーンが加わり、フィットネスや社交の属性も備わって、より自由度が高く、参加している実感も強い楽しみ方になり、手軽なレジャーを求める市民や観光客のニーズにかなっている」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2026年9月3日

注目フォトニュース

関連記事