政策性銀行3行が新型政策金融ツールで8000億元投入 新成長分野に注力
国家開発銀行、中国輸出入銀行、中国農業発展銀行の政策性銀行3行によると、10月28日までに2026年度新型政策金融ツールによる資金投入がすべて完了し、投入額は合計8000億元(1元は約23.7円)に達したという。

中信証券の明明チーフエコノミストは取材に対し、「新型政策金融ツールによる資金投入ペースは予想通りだった。全体として見ると、資金投入は的確かつ効率的で、投資の基盤を安定させるとともに、経済構造の転換と高度化を後押しし、経済の質の高い発展のために金融面の力強い支えを提供した」との見方を示した。
第15次五カ年計画(2026~30年)スタート年の重要なマクロ調整措置として、2026年の新型政策金融ツールでは2025年の5000億元を大幅に上回る8000億元が投入された。
具体的な数字を見ると、新型政策金融ツールで開発銀行は3650億元、輸出入銀行は1200億元、農業発展銀行は3150億元をそれぞれ投入した。
公開されたデータによれば、今回の新型政策金融ツールの投入では構造の最適化が続き、中でも大きな特徴は「新たな成長分野への投資」が増加し続けたことだ。
開発銀行の公開したデータを見ると、投入した3650億元の資金は、全額がプロジェクト資本金の補充に充てられた。そのうち人工知能(AI)、デジタル経済、グリーン・低炭素、バイオ医薬品、消費などの分野のプロジェクトには1790億1000万元(全体の49%)が投入された。
輸出入銀行も新興産業向けの資金投入が際立っている。国の政策の方向性と新たな質の生産力の発展方向性に照準を合わせて、デジタル経済やAIなど新興産業分野のプロジェクト220件あまりの実施を推進しており、これらのプロジェクトへの融資実行額が全体の5割近くを占める。
明明氏は、「今回の新型政策金融ツールは国家戦略に正確に照準を合わせ、AI、デジタル経済、グリーン・低炭素、バイオ医薬品などの新興産業分野での配置に重点を置き、新たな質の生産力の発展方向に合致しており、経済構造の転換・高度化の推進に資するだろう」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2026年10月29日
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