中国アフリカ協力の質の高い発展について王毅氏が5つの提言

人民網日本語版 2025年06月12日14:17
中国アフリカ協力の質の高い発展について王毅氏が5つの提言

中国アフリカ協力フォーラム(FOCAC)成果実行調整者閣僚級会合が11日、湖南省長沙市で開催された。王毅中共中央政治局委員(外交部部長)は開幕式で、「中国は世界最大の発展途上国、アフリカは世界で最も発展途上国の集中する大陸であり、双方はグローバル・サウスの中核的な力だ。国際情勢が混迷の度合いを深めるほど、中国とアフリカは一層団結・自強を図り、歴史の正しい側に揺るぎなく立ち、時代の前進の方向を積極的にリードし、双方の関係の安定性と強靱性をもって国際環境の不確実性に対応する必要がある」と表明した。新華社が伝えた。

王氏は中国側を代表して、中国とアフリカの協力の質の高い発展の推進について、5つの提言を行った。

(1)助け合いを堅持し、グローバル・サウスの団結の維持者となる。我々は上層部交流の勢いを維持し、互いの核心的利益に関わる問題で揺るぎなく支持し合い、政治的相互信頼をさらに固め、中国アフリカ運命共同体の質を不断に高めていく必要がある。

(2)対外開放を堅持し、国際自由貿易の提唱者となる。我々は普遍的に恩恵をもたらすインクルーシブな経済のグローバル化を提唱し、様々な形態の一国主義・保護主義に共に反対し、世界貿易機関(WTO)を中核とする多角的貿易体制を維持する必要がある。

(3)互恵・ウィンウィンを堅持し、グローバル発展協力の同行者となる。我々は国際社会に対して、アフリカが直面する発展面の試練を強く重視し、アフリカへの発展支援を大幅に削減するのではなく、適切に増やすよう呼びかける。

(4)公正な道理と正義を堅持し、公正な国際秩序の守護者となる。我々は引き続き国際問題における調整と協力を強化し、共に強権と覇権行為に反対し、国際秩序のより公正で合理的な方向への発展を後押しする必要がある。

(5)交流と相互参考を堅持し、世界文明の多様性の促進者となる。我々はビジネス界、学術界、民間など様々なチャンネルを十分に活用して、中国とアフリカの文化的融合を深化させ、人々の相互理解と親交を促進する必要がある。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年6月12日

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