有人宇宙船「神舟20号」の宇宙飛行士、2回目の船外活動を無事完了

26日に北京宇宙飛行制御センターのスクリーンに映し出された、「神舟20号」の宇宙飛行士の陳冬氏（左）と陳中瑞氏が宇宙ステーションコンビネーション外で作業を行っている様子。（撮影・周柯毅）

中国有人宇宙事業弁公室の情報によると、北京時間26日午後9時29分、約6時間半にわたる船外活動を経て、有人宇宙船「神舟20号」の宇宙飛行士の陳冬氏、陳中瑞氏、王傑氏は緊密に連携し、宇宙ステーションのロボットアームおよび地上の科学研究者の協力支援のもと、予定されたミッションを無事完了した。船外活動を行った陳冬氏と陳中瑞氏は実験モジュール「問天」に安全に帰還し、船外活動は無事成功した。人民日報が伝えた。

陳冬氏と陳中瑞氏は船外活動中、宇宙ステーションのスペースデブリ防護装置の設置、船外設備の巡回点検および処置などのミッションを遂行。また船外プラットフォームでインターフェースアダプターなどの設置に成功した。これにより、宇宙飛行士の船外作業効率が向上し、今後の船外活動時間が40分前後短縮される見込みだ。

宇宙飛行士が担当する各種宇宙科学実験は現在、着実に進められている。今後は宇宙生命科学、微小重力基礎物理、宇宙材料科学、宇宙医学、宇宙新技術などの分野で重点的に宇宙科学研究と技術試験を実施する。（編集YF）

「人民網日本語版」2025年6月27日