米日が机上演習で東アジア危機時の核兵器使用を想定 国防部「極めて危険な動き」

人民網日本語版 2025年07月31日16:28

国防部(省)の30日の定例記者会見で、張暁剛報道官が米日の「拡大抑止協議」に関する質問に答えた。

【記者】日本メディアの報道によれば、米国と日本は両国の外交・防衛当局の責任者が参加する「拡大抑止協議」の中で、突発事態を想定した机上演習を複数回実施したうえ、東アジアで危機が発生した際に米軍が核兵器を使用するというシナリオを設定・議論した。これについてコメントは。

【張報道官】核兵器の被害国である日本はそもそも核戦争を起こしてはならないし、核戦争に勝つこともできないということを、なおさらに深く認識してしかるべきである。しかし現在、日本の一部は米国のいわゆる「拡大抑止」のエスカレーションを企て、「核共有」(ニュークリア・シェアリング)を通じた核兵器の導入、さらには使用を追求し、軍拡競争を煽っている。これは極めて危険な動きだ。

中国は米日に対して、冷戦思考を捨て、国家安全保障政策及び集団安全保障政策における核兵器の役割を確実に引き下げ、実際の行動によって戦略的安定性を促進し、地域の平和と安全を維持するよう忠告する。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年7月31日

注目フォトニュース

関連記事