福建省の捷文村に豊かさをもたらす霊芝
捷文村は福建省竜岩市武平県北西部の万安鎮にあり、目下、キノコの一種である「霊芝」が豊作の喜びに満ち溢れている。村民たちが霊芝のカサをそっと持ち上げ、軸をさっと切り取る様子は、森林の副産物による「林下経済」が勢いよく発展していることを生き生きと伝える一場面だ。人民網が伝えた。
山林では、カサが成長し、艶やかで黒光りする「霊芝」があちこちに生えている。(撮影・楊灝昱)
捷文村霊芝栽培拠点の責任者の羅栄輝氏は、「私たちの拠点は今年、紫霊芝を100ムー(約6.7ヘクタール)栽培した。栽培する『武芝2号』という品種の紫霊芝は、1年育てると3~5年連続収穫が可能だ。高度加工により、私たちは霊芝スライス、霊芝茶、胞子パウダー、霊芝ヌードル、霊芝クッキーなどの製品を開発し、霊芝の付加価値をさらに高めている」と話した。
霊芝栽培拠点。(撮影・楊灝昱)
万安鎮は今年、紫霊芝の栽培面積を1000ムー(約66.7ヘクタール)以上拡大し、鎮全体で栽培面積は約9000ムー(約600ヘクタール)以上に達し、年間生産量は150トンを突破し、産業チェーン全体の年間生産額は6000万元(1元は約20.5円)を超える見込みだ。
捷文共同富裕農場。(撮影・楊灝昱)
エコと経済の両立は、捷文村の変化における際立った特徴だ。捷文村村委員会の李財林主任は、「豊富な森林資源を生かして、私たちの村は国家森林歩道などの施設を建設し、霊芝収穫祭りやエコ学習などのプロジェクトを開始した。観光客が訪れるようになったことで宿泊・飲食などの産業に活気がもたらされ、村民の収入が増加した。2001年から24年までの間に、村民の一人当たり可処分所得は1600元から20倍以上増えて3万5750元に達した」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2025年8月5日
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