傅聡国連大使、パナマ運河問題で米国の不当な対中非難に反論

人民網日本語版 2025年08月12日15:39

中国の傅聡国連大使は11日、国連安保理の海洋安全保障問題に関するハイレベル公開討論で、パナマ運河問題をめぐる米国の不当な対中非難に反論した。新華社が伝えた。

傅大使は「このところ、米国代表団が安保理で様々な議題を利用して中国を不当に非難し、中傷していることに、中国は断固として反対する。中国は一貫して運河に対するパナマの主権を尊重し、永世中立的な国際水路としてのパナマ運河の地位を認めている。米国が嘘をでっち上げ、根拠なく中国を非難するのは、自国によるパナマ運河支配のための口実作りに他ならない。中国は経済的威圧や覇権行為に断固反対であり、デマを飛ばしていざこざを起こすのを止めるよう米側に促す」と表明。

「米国の覇権主義と冷戦思考、一国主義的行動が世界の海上安全保障リスクを急激に高めている。米国はいまだに『国連海洋法条約』に加盟せず、関連義務を履行しようとしていない。国際法や国際海底機構(ISA)の警告を無視し、国際海底資源の開発を一方的に決定し、人類共有の資産を奪取している。パナマ運河やスエズ運河の正常な運営を公然と脅かし、みだりに他国の主権を犯そうとしている。海洋問題を過度に安全保障問題化し、海上インフラの建設を阻害し、産業チェーン・サプライチェーンの安定性を損なっている。中国は米国に対して、自らを深く省み、大国として果たすべき責任をしっかりと担うよう促す」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年8月12日

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