歴史を振り返ることは「ヘイトの喧伝」なのか?
人民網日本語版 2025年08月21日16:22
今年は中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利80周年にあたる。最近、抗日戦争をめぐって、いくつかの誤った論調が世論を惑わせており、警戒が必要だ。
映画「南京照相館(Dead To Rights)」は、日本軍国主義の残忍で狂気じみた本性を描いていることから、「ヘイト教育を行っている」と中傷された。しかし、映画自体は血生臭さや暴力を意図的に誇張しているわけではない。当時、日本軍国主義の侵略者が犯した、この世のものとは思われぬほど残虐非道な途方もない大罪は、そのほんの一端でさえ、芸術作品で表現しきれるものではない。この戦争を振り返り、ファシズムの極悪非道を示すことは、真実を守り、悲劇の再演を防ぐためであり、自らの足で立ち、自らを強くし、平和を大切にするよう我々を後押しするためだ。そのどこが「ヘイトの喧伝」なのか。
国家への素朴な思いを狭隘化し、汚名を着せて、侵略者の残虐行為を暴き出す作品を「対立を煽る」「魂胆がある」と見なすことの背後にある動機に対し、警戒しなければならない。「南京照相館」の申奥監督が語ったように、「硝煙立ちこめる戦場以外にも、世論戦、宣伝戦、文化戦という目に見えない戦争があり、この戦争は今なお終わっていない」のだ。侵略者の罪行の隠蔽を愚かにも目論むいかなる詭計も、徒労に終わる運命にある。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年8月21日
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