中国大陸部以外にある抗日戦争記念施設・旧跡は100ヶ所以上
中国退役軍人事務部(省)褒揚記念局(国際協力局)の李敬先氏は8月31日に北京で、中国大陸部以外にある抗日戦争記念施設・旧跡は100ヶ所以上になることを明らかにした。主にミャンマーやインド、マレーシア、パプアニューギニア、ロシア等に30ヶ所以上となっており、香港特別行政区と澳門<マカオ>特別行政区、台湾地区に80ヶ所以上となっている。中国新聞社が伝えた。
同日、中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利80周年記念行事の第3回記者会見が北京で開かれた。李氏は会見で、これらの記念施設・旧跡は、基本的に現地の華僑・華人組織や社会団体、中国企業、所在国の関係当局等が管理しており、その大部分の管理状況は比較的良好であることを明らかにした。
そして李氏は、「これらの記念施設は、抗日民族統一戦線の旗印の下、日本の侵略者の野蛮な行為に直面しながら、香港・澳門・台湾地区の同胞と海外の同胞が祖国の人民と共に、民族の生死存亡に関わるこの偉大な闘争に義を見て躊躇なく身を投じ、血みどろになって奮戦し、最終的に勝利を収めた歴史の証人であり、偉大な抗日戦争精神を鮮明に示している」とした。
李氏によれば、近年、中国は中国大陸部以外にある抗日戦争記念施設の保護・管理の取り組みを強化し続けてきた。2023年にはミャンマー、2024年にはパプアニューギニアで抗日戦争記念施設の建設及び修繕を行った。今年は関係当局がロシアで修繕・建設を進めている「中国東北抗聯(東北抗日聯軍)教導旅英烈記念施設」が近日中に竣工し、オープンする予定だ。また、中国の在外公館は指示に基づき、中国大陸部以外にある抗日戦争記念施設の状況を全面的に調査し、修繕・保護計画案を逐一検討・策定し、追悼記念行事を実施して、国内外にある全ての抗日戦争記念施設が良好に保護・活用されるようにしている。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年9月2日
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