オーダーメイド服を買いに上海を訪れる外国人観光客が急増

人民網日本語版 2026年09月10日14:46

8月中旬に、上海の南外灘軽紡面料市場(南外灘オーダーメイドセンター)を訪れると、受け取ったばかりのオーダーメイドのスーツを着たハンガリー人女性のSziさんが、「上海のことは永遠に忘れないわ。オーダーメイドのスーツがずっとほしかったの」と大喜びしていた。人民網が伝えた。

現在、Sziさんのように上海南外灘軽紡面料市場を訪れ、オーダーメイドの服を作ってもらう外国人観光客が増え続けている。以前は地元の常連客をメインとし、生地の集散地だったこの市場は今、上海を訪れる観光客の間で人気スポットになっている

オーダーメイドの服を作ってもらったテーラーと記念写真を撮影するSziさん(写真右から2番目、撮影・楊雯)。

オーダーメイドの服を作ってもらったテーラーと記念写真を撮影するSziさん(写真右から2番目、撮影・楊雯)。

南外灘軽紡面料市場の外観(撮影・楊雯)。

南外灘軽紡面料市場の外観(撮影・楊雯)。

南外灘軽紡面料市場の張盛祥総経理は取材に対して、「今年、外国人がかなり増えた。来客に占める割合はざっと見積もって、以前の40%から60%に高まった。米国や英国、オーストラリア、アゼルバイジャン、モーリシャスなどからの客が多い」と説明する。

コストパフォーマンスが高ければ、自然と人々は集まるものだ。ニュージーランド銀行・アジアビジネスの責任者・王俊生氏は、評判を聞いてやって来て、ウール100%の高級スーツ3着をオーダー。価格は合わせて約1万元(1元は約22.9円)だったといい、「ニュージーランドだったら、価格はその2倍はする。それにオーダーメイドなので、サイズがぴったりな点がなにより良い」と喜んでいた。

店主と記念写真を撮影する王俊生さん(写真左、写真提供・取材対象者)。

店主と記念写真を撮影する王俊生さん(写真左、写真提供・取材対象者)。

オーダーメイドは、自分の体型にぴったりのスーツを作ってもらえるというのが醍醐味だ。まず着るシーンを決めて、サンプルを見て、生地を選び、採寸をして、型紙を作って、サンプルを試着して修正し、2度目の試着をしてから、受け取りとなる。どのステップでも、「人が服に合わせるのではなく、服を人に合わせていく」というのがコンセプトだ。

外国人男性の肩幅を測る店主の陳琴さん(撮影・楊雯)。

外国人男性の肩幅を測る店主の陳琴さん(撮影・楊雯)。

オーダーメイドで作ったスーツを試着するスペイン観光客のAlfredoさん(撮影・王初)。

オーダーメイドで作ったスーツを試着するスペイン観光客のAlfredoさん(撮影・王初)。

2010年に上海国際博覧会が開催され、多くの外国人が上海を訪問したことがきっかけとなり、「上海のオーダーメイド」が頭角を現し始めた。そして、外国人の客が本当の意味で増え始めたのは、中国が近年、ビザ免除措置を継続的に最適化するようになってからだ。上海から中国に入国し、観光や文化体験を楽しみ、さらに別の地域にも旅行に行く外国人が増え続けている。国際消費中心都市の建設を加速させている上海は世界各地から来る外国人観光客がショッピングを楽しむ人気の旅行先となっている。

伝統的なスーツのほか、「新中国スタイル」のオーダーメイドも特色あふれる選択肢となっている。南外灘軽紡面料市場から約5キロ離れている道路・嘉善路には、昨年4月にオープンしたある「新中国スタイル」旗艦店が中国国内外から来る観光客の間で人気となり、購入を代行する外国人観光客もいるほどだ。

店内の「新中国スタイル」の服を紹介する田玲さん(撮影・葛俊俊)。

店内の「新中国スタイル」の服を紹介する田玲さん(撮影・葛俊俊)。

責任者の田玲さんによると、「新中国スタイル」の柄や模様には、縁起が良いことや幸福を願う思い、祝福などが込められている。こうした中国人ならではロマンチックな思いが模様に込められているため、外国人の間でも人気となっているという。購入するとその場で関税が還付される「即買即退」サービスも利用できるほか、今年は空港で商品を受け取るサービスも始めたという。(編集KN)

「人民網日本語版」2026年9月10日

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