第70回ゴールデングローブ賞授賞式が現地時間13日夜、米ロサンゼルスのザ・ビバリー・ヒルトンで開催。3部門にノミネートされていた台湾のアン・リー(李安)監督の作品「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」は「作品賞」を逃したものの、音楽を担当したカナダの作曲家マイケル・ダナが「オリジナル作曲賞」を受賞した。「新華網」が伝えた。
アン監督の自信作だった同作品だったが、最終的には技術的な賞を1つ受賞するにとどまり、多くの人が「なぜ?」と肩を落とした。
「オリジナル作曲賞」では、映画に使われた歌曲そのもの以外に、音楽の応用力が問われる。そのため、作曲家自身の高い感性のほか、映画の内容や雰囲気とマッチしているかが評価基準となる。ただ、同賞は通常、「作品賞」や「監督賞」、「主演男優賞」、「主演女優賞」などの陰に隠れ、あまり取りざたされることはない。それでも「ライフ・オブ・パイ」のバックミュージックは確かに、評価されるに値するすばらしいものだった。アン監督が旗を振った作品ではグリーン・デスティニー(2000年) ブロークバック・マウンテン(2005年)の音楽も、アカデミー賞で同賞を獲得している。(編集KN)
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