中国最大「クレヨンしんちゃん」展が上海ヒルズで開催

　2008年10月に建設された「上海環球金融中心（上海ワールドフィナンシャルセンター：SWFC）」は今年の8月30日にオープン5周年記念日を迎える。上半期の春季イベントに引き続き、一連の記念イベントが夏季イベントとして7月下旬から10月までの間、数多く開催される。人民網が伝えた。

　記念イベントの中で最も注目されているのは、先月19日から今月31日まで開催されている「クレヨンしんちゃん環球空中の旅」特別展だ。会期中には日本の人気漫画作品「クレヨンしんちゃん」のフィギュアやセル画などが同ビル最上階にある観光ホールで展示される。クレヨンしんちゃんの関連グッズが中国で大規模に展示されるのは今回が初めて。

　このほか、8月には「3D趣味写真館」と題された日本アニメ関連イベントが行われる。「クレヨンしんちゃん」同様、中国で人気の「ウルトラマン」や「ちびまる子ちゃん」、「名探偵コナン」の3大アニメキャラが登場する。

　一連の記念イベントにはダンス・ヨガ体験イベントも含まれている。イベント期間中、ダンスのインストラクターが参加者に無料でハタヨガや日韓ジャズダンス、ベリーダンス、ハタヴィンヤサ・ヨガ、欧米ジャズダンス、フラミンゴ・ダンスなどを指導する。このほか、上海の街を一望できる474メートルの高さにある空中展望ブリッジで太極拳を体験できるのも、記念イベントの目玉となっている。

　イベント期間中、上海環球金融中心では毎月一度「世界を語る」講演会が行われ、デザイン、ファッションデザイン、コンサルティング、研修、メディア撮影など各分野のゲストが講演し、自分の体験などを語る。子供を持つ親であれば、子供と一緒にさまざまな職業を体験したり、防災知識を含む、役に立つ知識や技能が学べる「家庭花園」と題した親子イベントに参加できる。

　このほか、「イタリア現代写真展」や「世界を濃厚に味わう、舌の上で味わうSWFC」イベントでは、様々な風格の写真作品を鑑賞したり、米国、イタリア、フランスの美食を味わうことができる。また、3週間にわたって開催される「世界ビール祭」では世界各地のビールを堪能できる。ビル内の各種レストランでは、七夕祭りの特別セットやお見合いイベントなども打ち出されている。

　日本の森ビルが開発した上海環球金融中心（地上101階、高さ492メートル）は建設時は中国最高層を誇り、オフィスや展望台、ホテル、商業施設などが一体となった超高層総合開発プロジェクトとして注目された。（編集MZ）

　「人民網日本語版」2013年8月9日