2015年の春節を迎えるに当たり、人民網は中日交流に尽力する日本の政経界の有識者を独占取材した。世論が顕在的あるいは潜在的に両国の対立を伝える中、中日友好を掲げそれを堅持する有識者らの理性的な声に耳を傾けてみたい。
山口那津男公明党党首「与党としての交流を中国と再開したい」
日本の公明党は連立与党となって以来、アジア各国に対し終始善意の姿勢を堅持し続け、国家間の様々な問題においても、公明党党首である山口那津男氏は連立与党の自民党と異なる立場を度々表明してきた。今後の中日関係について山口氏は、「党首である私自身はもちろんですが、党の重要な職責をもつ人たちが、中国の共産党の皆さんと、与党としての交流を再開したい」と語った。
日本の古参政治家•二階俊博「三千人訪中で扉開きたい」
運輸大臣、経済産業大臣などを歴任、現自民党総務会長。日本の政界における二階氏の影響力は非常に大きく、対中関係重視の人物としても知られる。今年に入ってからは、5月に日本各界の人々数千人を引き連れ訪中することを目指して奔走する。その目的について二階氏は、「中日両国は一衣帯水の隣国であり、切っても切れない関係にある。我々はそれを強く信じて疑わない」と語っている。
日本商工会議所会頭 「多くの日本企業が鄧小平の期待を実践している」
日本の経済界のリーダー役である日本商工会議所会頭の三村氏は、中日の経済交流の重要性を知る人物でもある。人民網のインタビューに際し、三村氏は会議室に飾られた、鄧小平が1978年の訪日時に自ら揮毫した「中日友好合作的道路越走越宽广,我们共同努力吧(中日友好合作の道は、すすめばすすむほど、ますます広くなる。我々は共に努力しましょう)」という言葉を紹介し、「この言葉は我々が中国と交流する際のベーシックな考え方となっている」とし、「多くの日本企業が鄧小平閣下のこの言葉を実践している」と語った。