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日本ドラマで結婚指南 詳細へ


  •   昨年放送されたドラマ「デート~恋とはどんなものかしら~」では、結婚適齢期を過ぎた未婚の青年が提案した「恋愛を排除した契約結婚」に続き、今秋放送のドラマ「逃げるが恥だが役に立つ」ではまたもや従来の恋愛を経ない結婚スタイルである「雇用制契約結婚」を提案している。

  •   恋愛せずに結婚するというのは変わった考え方で、結婚の根底を揺るがすものだ。しかし、この愛情という前提を飛び越えた「雇用関係」はこの上なく心癒されるもので、「相手次第」という遠回りなやり取りを省くことでより一層結婚の本質に近づいているといえる。このような暗黙の了解でお互いに助け合うパートナーと契約精神という、結婚に反対するロジックを用いることで、結婚の本質を丁寧に教えているのだ。
  •   結婚が社会生活から逃避する手段とみなしている点が同ドラマの最大の争点。ネットユーザーは「女性に仕事を辞めさせ、家庭に戻すというのは一種の時代錯誤だが、同ドラマが表現するのは『女性にとって仕事より家庭が大事』という考えではなく、女性の家庭における労働価値が度外視されている点だ」と指摘している。この点からみると、同ドラマは、権利を度外視されている女性の戦いとそれを守っていくことを描いた作品といえる。

今年の人気日本ドラマは「職場」が舞台 詳細へ