2016年9月27日  
 

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日本ドラマの世界の切り取り方、ますますシビアに

人民網日本語版 2016年09月27日10:50

現在、「愛」の特殊性を定義することがますます難しくなってきている。特に日本ドラマを見ているとそのように感じる。ドラマ「昼顔」が人気を博していたとき、中国人視聴者の日本のドラマに対する印象は「世界観、人生観、価値観に問題あり」、「許容範囲を越えた」という意見が相次いだ。 しかし、その後の「僕のヤバイ妻」、「不機嫌な果実」を観ていくと、これらのドラマはいずれも際立っていながら、似通った内容ではなく、ストーリー構成がしっかりしていて、独自の路線を貫いていることに次第に気付く。先日放送を終えたばかりの「賢者の愛」は官能的かつ洗練された内容の力作だ。(文:梁坤 北京青年報掲載)

年の差恋愛は常にラブストーリーにおいて熱く語られてきた内容であり、紫式部の「源氏物語」における光源氏の企みや、ウラジミール・ナボコフの小説「ロリータ」における少女と変な中年男性といったように、いわゆる人々が「変態」とみなす恋愛を描いていくことで、ストーリーの特殊性が徐々に薄れ、今やラブストーリーにおける定番の一つとなっていった。17年前の日本ドラマ「魔女の条件」は女性教師の未知(演・松島菜々子)と男子生徒の光(演・滝沢秀明)の美しくも儚い恋愛を描き、多くの人を夢中にさせた。現在にいたるまで、年の差恋愛は視聴率アップにつながる要素であるが、作風はすでに大きく変化している。


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