今年の日本の秋ドラマのうち、女優・石原さとみが主演の「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」が中国のネット上でも話題をさらっており、そのセリフや衣装のコーディネートなどが大人気となっている。また、新垣結衣が主演の「逃げるが恥だが役に立つ」の評判も上々。日本における視聴率は、「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」をやや上回っている。同2作は、いずれも近年人気のコメディ路線で、人気女優が出演しているという共通点があるが、あなたの好みはどっちだろう?(文:胡広欣 羊城晩報が掲載)。
超ポジティブな河野悦子
「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」のヒロイン・河野悦子は、マグロのように疲れ知らずで、彼女の辞書に「あきらめる」という言葉はない。ファッション雑誌の編集者になることを夢見て、大手出版社に就職するものの、6年経ってもその夢は叶えられず、7年目も地味な校閲部に配属される。それでも、毎日オシャレな姿で出勤し、元気はつらつと仕事をする。
河野はそそっかしく、人の意見に耳を傾けずに失敗もする。しかし、持ち前の努力と同僚の助けにより、失敗を補い、成長していく。彼女が犯す間違いは現実の世界ならクビになってしまうようなものばかりだが、このドラマの最もおもしろいところは、河野が超ポジティブで、どんな壁にぶち当たっても一瞬で元気を取り戻してしまうところだ。現実の世界には河野のような女性はいないことは分かっていても、このドラマを見て、「自分もくじけることなくがんばらなくては」とパワーを注入してもらっている人も多い。
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