3月31日はアジアインフラ投資銀行の創設メンバーとしての参加申請の締め切り日だった。同日午後6時現在、参加を申請した国は46カ国に上り、このうち30カ国はすでに創設メンバーとなっている。参加申請の動きは一段落するが、いくつかの疑問点がまだ残っている...
中国が設立を提唱しているアジアインフラ投資銀行(AIIB)はイギリスの参加表明で、再び世界の注目を集めている。これについて、メディア報道が繰り広げられる中、韓国、オーストラリアを含む多くの国が相次いでアジア投資銀行への参加を表明している。
イギリスをはじめとするアメリカの伝統的な同盟国による参加表明は、経済的な利益とアメリカ主導の国際金融の旧秩序への不満によるものである。また、これら同盟国はアメリカが新しい国際金融秩序の誕生を阻止する様子を感じ、アメリカによる権益保護には、ますます期待できなくなっていると見ている。
日本の慎重な姿勢は世界各国の意欲と鮮明な対照を成している。インドネシア紙「ジャカルタ・ポスト」の30日付報道では、創設メンバーとしての参加申請の締め切りが近づくと、各国は争うように参加を表明した...
AIIBの意思決定メカニズムと出資比率の割当は、AIIBの規則の内容であり、関係各方面によって交渉が進められている。AIIBは互恵・ウィンウィンを提唱しており、既存の国際経済秩序に対する効果的な補完となる...