中国財政部(財務省)はこのほど、英国が今月12日に中国に対し、アジアインフラ投資銀行(AIIB)への創立加盟国としての参加についての書簡を送り、参加を正式に申請したことを明らかにした。新華社が伝えた。
同部によると、中国は英国の決定を歓迎している。中国はAIIBの創立加盟国首席交渉代表会議の中心として、多国間のプロセスに基づいて創立加盟国からの意見を募っており、すべてが順調にいけば、英国は3月末に正式に創立加盟国になるという。
AIIBは中国が提唱した、アジア向けのインフラ開発銀行で、北京に本部が置かれる予定。2014年10月24日には、中国、インド、シンガポールなど21カ国が創立加盟国として北京で創立覚書に調印し、その後もインドネシアやニュージーランドなどが相次ぎ参加した。
同部の楼継偉部長は今月6日、「これまでに27カ国がAIIBへの参加と創立加盟国になる意志を表明している。まだ加盟していない国が創立加盟国として参加する資格を得られるのは今年3月31日までだ」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年3月13日