人民網ホームページ

嫦娥3号、月着陸に成功 中国初の地球外天体軟着陸

 宇宙空間で13日にわたって飛行を続けている月探査機「嫦娥3号」は北京時間14日午後9時13分に、順調に月に着陸した。中国初の地球外天体への軟着陸成功となる。

中国の月探査水準、世界の「第二集団」トップに

 中国の月探査機「嫦娥3号」は14日午後9時頃、月面の「虹の入江」への着陸に成功した。中国が国際月探査の「第二集団」をリードする地位を固めたことを意味する一歩となる。

嫦娥3号 着陸機と月面ローバーがWi-Fiで連結

  嫦娥3号の着陸機のUHF帯受信機の開発を担当した、中国航天科技集団公司第五研究院西安分院党委員会書記の李軍氏は、「UHF帯通信は、地球上のWi-Fiに近い」と語った。

最新ニュース一覧へ

嫦娥3号、月探査プロジェクトに新展開
嫦娥3号、月探査プロジェクトに新展開

「嫦娥3号」、ロケットへの推進剤注入開始
「嫦娥3号」、ロケットへの推進剤注入開始

「嫦娥3号」の技術保障

嫦娥3号、巨大アンテナが月面着陸サポート嫦娥3号、巨大アンテナが月面着陸サポート

目標と任務

    「嫦娥3号」の3大目標
    3種類の科学調査任務
      月面軟着陸、月面探査・観測、深宇宙通信システム・遠隔操作、深宇宙探
     査キャリアロケット打上げなどの重要技術の突破による、宇宙技術水準の向
     上。
     月面の形状と地質構造の調査。
      月面着陸機と月面ローバーの開発、地上深宇宙ステーションの建設、キャリ
     アロケット・月探査機・発射場・深宇宙コントロールステーション・地上応用などを
     含む機能モジュールの獲得による、月面着陸・月探査の基本能力の形成。
     月面物質の成分と利用可能な資源の調査。
      月探査宇宙プロジェクトの基本構造の形成、重大プロジェクト実施の科学的・
     効果的な技術方法の形成。
     地球のプラズマ層の観測と月からの天体観測。

「嫦娥3号」の詳細情報

準備の進捗

  • 「長征3号乙」ロケット、探査機を乗せ月軌道へ
  • 嫦娥3号 西昌衛星発射センターに向け出発
  • 地上応用システムソフトウェアが検査に合格
  • 任務の詳細

  • 「嫦娥3号」、初の地球外天体への着陸へ
  • 月面の詳細な探査を実施
  • 地上無人プラットフォーム技術 ローバーに搭載
  • 観点・評論

  • 嫦娥3号の月面着陸、試される中国の宇宙技術
  • 中国の宇宙事業、月探査の次は火星?